和と洋の融合。床座とソファー「両面リビング」の間取り

中古を買ってリノベーションで叶えた理想の暮らし

新築戸建、新築マンション、中古マンションと様々な選択肢を検討されていたY様ご夫妻。

最後にたどり着いたは中古×リノベーションの決め手は、「コストパフォーマンス」と「自由度」。新築戸建の頃のご予算からすると、約半分の予算で、好みのテイストを詰め込んだ「理想の暮らし」を実現しました。

選ばれたのは北摂エリア有数の人気駅、知る人ぞ知るヴィンテージマンションの一室。最初に検討した物件を買い逃した経験から、「これだ」という物件に巡り合ったら即断しようと決めていたというY様。

悩んだ末にたどり着いた「自分達らしい暮らし」です。

リノベーションのこだわりポイント

和と洋の自然な融合

全体の大きなテーマのひとつが「異素材ミックス」。「和風と洋風」、「新築らしさとリノベらしさ」、「畳のある生活と洋間ダイニング」など、異なるテイストを上手く融合して居心地のいい空間を目指しました。

床座とソファーの両面リビング

「広いリビング」と「畳スペース」は、お打合せ当初からキーワードとして挙がっており、打ち合わせを重ねた結果、リビングに小上がりの畳スペースを融合させた「和と洋の両面リビング」の間取りが出来上がりました。

休日はご夫婦一緒に過ごされるそうですが、一緒の空間で別々のことをすることもあるため、
洋間のリビングだけでなく、こたつを囲んで床座できる和室の要素を融合させ、それぞれの空間へ対になるようにテレビモニターを設置しました。

ある時はソファで一緒に映画を見たり、ある時は夫は和室でゲーム、妻はソファでドラマ鑑賞など、お二人のライフスタイルに合った空間になりました。小上がり畳の下部はすべて床下収納になっており、マンションの弱点になりやすい収納不足を補いました。

広い玄関土間＆廊下

玄関は洋室を取り込んだワイドな土間玄関へ。廊下も広くとり仕切りを設けず、風通しや解放感を重視しました。廊下に間口の広い収納をつけることで、なるべくたくさんの収納スペースを取れるよう工夫されております。

離れ風の洋室

将来の子ども部屋を想定した洋室は、玄関土間から別動線で出入りする「離れ風」のお部屋に。土間の踏板を通って、室内へアクセスする斬新なアプローチです。隠れ家みたいでワクワクしますね！

当面はフリールームとして使用する予定でしたが、在宅勤務が増えた今、ご夫婦共にリモートワークで利用する仕事部屋として重宝されております。

キッチンの選定基準は食洗機？

選定基準は「Miele社の食洗機」が入るキッチン。

対応可能なシステムキッチンは限られてくるのですが、最終的に選ばれたのは、トクラスのテノール。
人工大理石にメーカー独自の加工を施して鋳物感を出したカウンタートップ。和のテイストにも合う玄人好みのキッチンをセレクトされました。

こだわりの洗面化粧台

モルタル仕上げのカウンターにオンボウルの造作洗面。ミラーはシンプルなもので、背面にホワイトのボーダータイルをアクセントに合わせました。