

デザイン性向上を目指した社内表彰制度
社内の各担当が切磋琢磨し合い、デザイン性や品質をより高めていくため、表彰制度を設けています。
審査には、社内だけでなく阪急阪神オーナーズクラブ会員様及びすまいのメンバーズ会員様にも投票にご協力いただき、
より良いデザインと品質の向上に取り組んでいます。
建築家・起業家
谷尻 誠 Tanijiri Makoto
SUPPOSE DESIGN OFFICE Co.,Ltd. 代表取締役
1974年 広島生まれ。2000年建築設計事務所SUPPOSE DESIGN OFFICE設立。2014年より吉田愛と共同主宰。広島・東京の2ヵ所を拠点とし、インテリアから住宅、複合施設まで国内外合わせ多数のプロジェクトを手がける傍ら、近年「絶景不動産」「tecture」「DAICHI」「yado」「Mietell」をはじめとする多分野で開業、事業と設計をブリッジさせて活動している。2023年、広島本社の移転を機に商業施設「猫屋町ビルヂング」の運営もスタート、2025年には「葉養」というサプリメントをリリースするなど事業の幅を広げている。
Extraordinary space
都心に位置する高層階角住戸において、都市の景色と一体化する非日常的な空間体験をテーマに計画した。独立型キッチンで分断されていた視線や動線を見直し、3LDKから2LDKへ間取り変更を行うことで、開放感を重視したLDKへ刷新。折り上げ天井に仕込んだ間接照明やガラス建具により、光と眺望が住空間全体へ広がる構成とした。グレージュを基調に造作家具を取り入れ、上質で統一感ある空間を演出している。
とてもバランスの良い設計が施されている。空間内の情報が丁寧に整理され、照明やコンセントの配置に至るまで細やかな配慮が行き届いたデザインは、全体として優れた調和を生み出していると感じた。
ZEHリノベーションが実現する「家族と繋がり、未来へ続く家」
「家族と繋がり、未来へ続く家」をコンセプトに、買取再販事業として目標のZEHを取得。断熱強化で快適な温熱環境と経済性を両立し、資産価値を高めました。多様なライフスタイルに応え、LDKと隣接洋室は可動間仕切りで大空間にも個室にもなる「可変性」を重視。趣味のキャンプ用品も収まる収納や家事動線の良いWTCなど、家族の「あったらいいな」を追求。内装の刷新に留まらず、暮らしそのものを豊かにデザインする提案です。
社会的な要請としてのリノベーション推進と、環境への配慮が不可欠な中で、それらを効率的なコストで両立できている点で社会的意義が大きいプロジェクトであると感じた。
静と賑わい、風と人が憩う家
リフォーム後、「とにかく動線がよく動きやすい」、毎朝LDKを見渡すたびに「リフォームしてよかった」と非常に感慨深いです。最大11人にもなる家族が集まっても、広々としたLDKでゆったりと楽しめるのが嬉しい点です。行き止まりの壁がなく、風が部屋の隅々まで通り抜け、心地よい風を感じられる住まいへと変貌を遂げました。担当者や職人の丁寧な仕事ぶりにも信頼を置き、今後の住まいがとても楽しみです。
3LDKという間取りを維持しながらも、巧みなプランニング変更が見事に実現されており、感銘を受けた。特に、リビングに隣接する洋室が、来客時にはゲストルームとして、また普段はリビングと一体感のある空間として柔軟に利用できる点が優れている。
ジオが紡ぐ、家族と沿線の物語。
阪急阪神不動産が分譲した阪急千里線山田駅前の「ジオ」。築20年という節目に、お客様の新しい暮らしの夢を「共創」しました。「最高のチームワーク」と称賛された現場がお客様の情熱を形にし、家具選びでは阪急百貨店へとバトンを繋ぎました。阪急電車のある豊かな沿線生活が、リフォームを機に一層輝き出します。娘様のご結婚という門出とも重なり、「阪急阪神さんで本当によかった」という最高の言葉を頂きました。
実用性を重視し、多くの方々に広く普及するデザインを採用しており、誰もに親しみやすいという点が魅力に感じた。
レストラン改修-ドラマティックビュッフェー
ホテル阪急インターナショナルのレストランナイト&デイにてビュッフェ形式移行に伴う改修を実施。着工まで約1.5か月という短期間ながら運営動線の整理と提案を迅速に遂行。象徴的なウェルカムオブジェは、「アフタヌーンティー」をコンセプトにフォトスポットとして急遽デザイン。希少な大理石「スタラティーテ」をカウンターに採用、既存の内装と調和したラグジュアリーな空間を実現。多彩な料理が映える華やかな空間となった。
限られた期間と効率的なコストの中でここまで成果が実現できていることに驚いた。細部に至るまで、大変緻密に設計されている。
コミュニケーションを促すホテル内オフィスコンバージョン
ホテル内のブライダルエリアを、オフィスへ改修しました。阪急阪神ホテルズのオフィスとして、グループ会社連携で円滑にプロジェクトを進行。ES向上のため、トイレは内装とテーマカラー(男性オレンジ、女性グリーン)を設け、ジェンダーレスの視点も取り入れました。カフェ風フリースペースでリラックス空間を提供し、ホテル空間の雰囲気を取り入れながら、コミュニケーションと働きやすさを重視したオフィスへ刷新しました。
眺望と料理を愉しむ、都心の上質な住まい
眺望を愉しむ、キッチンが主役のホテルライクな2LDK。アイランドキッチンを中心に回遊できる開放的な空間。食器棚などをガラス引き戸でスマートに隠せるため、生活感を感じさせない洗練された空間へ。大きな梁を逆手に取った間接照明や、枠や金物を削ぎ落し壁と一体化させた「アクセントウォール」やMBRの魅せるオープンクローゼットなど、細部まで意匠こだわった洗練された都心の住宅を演出しました。
迎賓と静穏の邸宅
東京・麻布台の高台に佇む当マンション。来客を迎える品格と、落ち着いた私的空間の両立をテーマに計画した。玄関は間接照明で奥行きを演出し、アートを飾れるニッチを設けることで、住まいへと導く時間そのものを設計。既存3LDKを2LDKへ変更することで、縦長だったLDKにゆとりと広がりを持たせ、光をゆったり感じられる空間とした。共用部と呼応する木目や石調素材も取り入れ、この物件に相応しい一邸となった。
[講評]
リノベーションにおけるデザイン性の向上に加え、ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)をはじめとする性能面でも高い付加価値を提供している点が素晴らしいと感じました。ともすればデザインだけに焦点が当たりがちですが、性能も総合的なデザインの一部であると学びがあった審査会でした。また多彩なリノベーション作品を審査する中で、阪急阪神不動産が展開する事業の多様性と企業の力を感じました。