「着たけどまだ洗いたくない！？」 中途半端な立場の洋服はどうするの？
「着たけどまだ洗うタイミングではない！？」
「洗おうかどうしようか・・・中途半端な立場の洋服はどうするの？」
まだまだ寒さが厳しい時期にお片付けのサポートをさせていただいているお客様のご自宅にお伺いすると、よくご相談されるのがそんな「中途半端な立場の洋服」のお手入れについてです。
寒さが厳しい時期は、ニット類が大活躍！もちろん着た後は洗濯もしたい・・でも、ニット類はとてもデリケートなのであまり頻繁には洗いたくはないし、洗うのが面倒に感じがちですよね。
「着たけど、まだ洗いたくない」という衣類を「中途半端な立場の洋服」と呼んでいるのですが、これが意外とたくさん溜まってしまという方も多いのではないでしょうか？
ニット類を入れている引き出しの中はカラに近いのに、タンスの上や前にはニット類が重なってぐちゃぐちゃに置いてある。
また着ようと思っていたけ・・・結局着るタイミングを失ってそのまま洗濯もせず放置なんてことは、だれしも経験があるのでは？
そうこうしているうちに、ニット類にはホコリが積もっていたり・・・なんてことも。
「一度着たけど、頻繁に洗濯すると傷むからから洗えない」
今回は、そうして溜まっていってしまいがちな「中途半端な立場の洋服」の片付け方法について書いていきたいと思います。
中途半端な立場の洋服
先ほども書きましたが、どうして「中途半端な立場の洋服」が誕生してしまうのでしょうか？
その答えは簡単で、「ニットは頻繁に洗えないけど一度着たものだから、タンスにしまうことができない」という気持ちがあるからです！
では、その中途半端な立場の洋服が何着も増えていくデメリットはなんでしょうか？
それは「いつか洗わなければいけない洋服」が増えることにより、更に洗うのが面倒くさくなってしまうという負の連鎖に陥ってしまうということです！
洗濯はワンシーズン1回でもいい
実は、ニット類の洗濯は、ワンシーズンで、洗濯しなければならないところまで汚れることは、ほぼありません。
しかし、一度着用したニット類は、裏側（肌に触れている部分）は皮脂や汗を吸収しているので、少なくとも湿気を飛ばすために裏返しにして干す、という作業は必要になるそうです。
次は「片付け」という側面から、「中途半端な立場の洋服」との別の付き合い方を紹介します。
① 洗濯の頻度を考える
先ほども書いたように、「いつ洗濯をするか」を決めていないので、中途半端な立場の洋服が溜まるわけです。
こういった問題の解消は、「洗濯のスケジュールを整理して考えておく」ことが大切。
こちらの「洗濯の頻度」を1週間の家事スケジュールの中に入れておけば、洗濯物が溜まることはほとんど無くなります。
ここで、参考例として「ニットの洗濯頻度を考えるワーク」を紹介しましょう。
① 1週間の間に着用する予定のニットの枚数を書き出してみる
② 1週間の間にニットを洗濯する予定の回数を書き出してみる
③ ①の数字を②の数字で割り算をする
例えば
② 1週間に６枚ニットを着るとして
② 洗濯する回数は２回くらいを予定しているとすれば・・
③に出てくる数字は「１回着用したニットをもう一度着ることができる空き日数」を表します。一度着用したニットは、３日間の間なら再着用しても大丈夫、という猶予期間を自分に渡してあげるわけですね。
もしもその期間を過ぎて着用していなかったとしても、「洗濯する日が来てしまったら強制的に洗う。」
少し乱暴な方法ではありますが、敢えて「洗濯をする期間」を決めてしまうことで「着たけど洗えない」という立場のニットを無くすことにつながります。
② カゴで管理する
もう一点が、「中途半端な立場の洋服」を入れておく場所を決めること。
タンスの上や周りに適当に置くのではなく、きちんと専用のカゴを一つ用意してその中に入れてあげましょう。
寒さからあなたを守ってくれるニットに対して、洗うまでの間そこで待っておいてもらう。
洗濯までの期間の間、もう一度着たくなったらそのカゴの中のニットを優先的に着ることを意識すると無駄がなくなります。
「中途半端な立場の洋服」にも居場所を作って、そこにあることを意識しておくこと。
こういった生活の行動を意識することもまた、片付けていく上で大切なことです。
