素材感にこだわった、北欧スタイルの家
漠然と阪神間で住まいを持ちたいと考えておられたS様。お互いに建築関係のお仕事に携わっていることから自分達で住まいを作ってみたいという思いもあり、中古を買ってリノベーション「リノブルーム」にお問合せいただきました。コーディネーターがS様の希望に合う物件をエリア広く探し、もともと検討には入っていなかった伊丹市の物件をご提案しました。駅前でも緑が多く買物施設も充実したこのエリアをS様も気に入り、駅徒歩2分・2線利用可能の利便性に優れた物件を選ばれました。
S様のご希望の中には「南向きの明るい部屋」という条件がありましたが、この物件は南面に窓がありません。ただ、「南以外の3面に窓がある、上層階、周辺に高い建物がない」という3つの好条件のおかげで、とても明るく風通しの良いお部屋です。窓のない書斎に明かりを取り込むために、室内窓を造作。ウッドブラインドを予め取り付けることでプライバシー性も確保しました。
プランで一番こだわったのは、動線計画。
「勝手口を作りたかった」という奥様のご要望を受けて、玄関から直接キッチンにアクセスできるよう土間で繋がるプランをご提案しました。元のプランからキッチンの位置が大幅に変わりましたが、床下に余裕があったため、段差なく位置を変更できました。また、廊下の面積を極力減らしLDKを広くとることで、専有面積以上のゆとりある空間が生まれています。
ご主人様のこだわりは、素材感。
床は足触りの良いウォルナットの無垢フローリングを選定、ドアノブやスイッチは真鍮のものをパーツショップで探しました。他にもキッチンの印象的な三角形のタイルやコートフック、ポーターズペイントの塗装で仕上げたリビング等随所にこだわりを詰め込みました。
一方で、洗面やお風呂を既製品を使ってコストダウンすることでこだわりと予算のバランスをうまく調整されています。「中古×リノベ」で利便性とこだわりのどちらも叶える「賢い住まい選び」を実現されました。
間取り変更で叶ったひと繋がりのLDK。会話がはずみます。
無垢材で造作したこだわりのカウンター。ウォールナットの無垢フローリングにもマッチしています。
オールステンレス仕様のキッチンはオブジェのような佇まい。三角形でデザインされた印象的なタイルがアクセントになっています。
リビングの壁とドアはポーターズペイントによる、深みのある色の印影で落ち着いた雰囲気に。天井には配線ダクトレールを設置。自由な照明計画が可能です。
ホワイトで清潔感のある水廻りは既製品から選択し、コストダウン。
鳥の壁紙で遊び心をプラス。ペーパーホルダーやタオル掛けなど細部にもこだわりが。
リビングに面する書斎は、室内窓を設けて明かりを取り入れる工夫を。予めウッドブラインドを取り付け、プライベート性も確保しました。
玄関横に設けた土間は、直接キッチンにアクセスできる、生活動線に配慮した計画。壁面を有効ボードで仕上げ、家族の成長に合わせた多用途な収納を実現しています。
リビングはナラ材の突板でオーダーメイド。アンティーク家具のような美しい経年変化が楽しめ、タイルとの相性も抜群。
壁面のコートフックはランダムに配置してインテリアのアクセントに。アンティーク感のある証明スイッチやリビングドアのドアノブは真鍮製