パリのアパルトマンライクな住まい
西宮の閑静な住宅街。小さな川と並木通り沿いに建つ、レトロな白亜のマンション。
今回はヴィンテージマンションの最上階でリノベーションしたパリのアパルトマンライクなI様のお部屋をご紹介します。
【お客様の声】
『縁って本当にあるんだな』というのが、家を持ってみての率直な感想です。
担当のSさんには、物件選びのコツやローンといったリノベーションのいろを全て教えていただきました
いざプランニングが始まると、デザイナーのOさんが提案くださる素敵な案にときめきっぱなしで、打ち合わせが楽しくて仕方がありませんでした。
私が毎日のように伝えるたくさんの情報を咀嚼して、予算内で実現可能なプランに置き換えて提案頂くプロの引き出しの多さに、いつも驚くばかりでした。
全てが自分の好きなもので出来ているおうちは、住み心地が最高です。そしてアフターフォローも完璧で、安心して過ごしております。
■大阪に戻るならリノベーションで自分の家を。
最初にご相談された時は東京にお住まいだったI様。
近々大阪に転勤で戻ることがわかり、どうせならそのタイミングで家を持ちたいと思うように。
『注文住宅的に、かつ低予算に』という考えや、頭の中にわいてくるお部屋のイメージから、『中古を買ってリノベーション』という選択肢に自然と絞られていきました。
ただ、古いマンションに対する懸念や、知りたいこともたくさん。という中で、大阪に戻るタイミング毎に不動産を見学したり、リノベーション会社に話を聞きに行ってました。
そんな中で『安心感がある』『自分のイメージをちゃんと実現してくれそう』という期待感と、担当者とフィーリングが合うと感じていただき、阪急阪神不動産でお住まい探しをお手伝いをさせていただくことになりました。
■地元情報で見つけた希少な物件
『静かであること(重要)』『リーズナブルであること』『ある程度広いこと』『日当たりがいいこと』『女性の一人暮らしでも安心して住める環境』という5つが大きなテーマでした。
資金計画をして、相場をチェックし、通勤ルートから逆算するとエリアはある程度絞られることに。
候補となる中古マンションをリストアップし、いくつか物件を見学している内に見付けたのが今回のお部屋。
I様自身が地元情報でたまたま見つけたマンションは、共用部の状態が良く、室内はリフォーム等が施されていない、まさにリノベーション向きお部屋でした。
すぐに購入希望を出したものの、他にも2組の方がほぼ同時に購入を希望され折衝の末に何とか購入することができました。
■リノベーションのこだわりポイント
・世界観
リノベーションを進める上で、I様の好きなイメージをピックアップし、言語化していきました。
すると『パリのアパルトマン風』や『ヴィンテージインテリア』や『ヨーロッパのホテルライク』といった言葉に。
間取りを固めた後は、今後購入するインテリアも踏まえて、I様のイメージに少しずつ近づけていきました。
約70㎡のお部屋は一人暮らしには広めですが、無駄なスペースを作らないよう、お部屋同士の関係性や動線を考えてリノベーションしました。
・ホワイト
白は白でも、素材や質感、仕上げによってお部屋の雰囲気はガラリと変わるもの。
クロスひとつも何パターンもニュアンスを確認し、調和や相性をチェックしていきました。
・キッチン(LDK)
LDKの中心を飾るアイコン。アイランドキッチンのようにキッチン作業台を造作家具で設え、ダイニングテーブルも一体型で造作しました。
天板には本物の天然石ビアンコを使用し、収納部分の框扉に真鍮のつまみを採用し、お部屋全体のトーンを揃えています。
作業台とダイニングテーブル、床の配色にはこだわってサンプルやパースを入念に確認しながら色を決めて、リビングのヴィンテージ家具の赤みのある木目にも合うようにコーディネートしました。
キッチンの壁面にもアイランドの作業台と合わせたビアンコの飾り棚を設置。
・インテリア
プランの途中で購入を決めた北欧ヴィンテージの本棚をリビングの一角に設置。
裏側は寝室となっていて、光や空調を取り込めるよう、回転窓を家具に干渉しないように、また、ちょうど見た目の相性もなじむように設置しました。
また、リビングの扉には、形がお洒落だったリノベーション前の扉をリメイクして採用。
引手金具は新調し、真鍮を使用してアイランドや他の金具部分との統一感を出しました。
そして、日当たりの良い最上階のお部屋のポテンシャルを活かし、廊下まで明りを取り込むために、リビングドアの上はFIXの明かり窓を作りました。
・玄関
玄関には、帰ってきた時に明かりが自動で灯るお気に入りのペンダント照明を設置。こちらもI様が好きなインテリアショップで選んできたもの。
WTC(ウォークスルークローゼット)の入口にはモールディングを設えて海外のアパートメントの雰囲気に。
・洗面
洗面所はゆったりとスペースを設けて、メイクスペースとしても気分が上がる空間にしました。
フロアタイルを斜め貼りにしたり、洗面台の背面にも大理石調パネルを貼ったり、真鍮の見切りを使用したりと、贅沢な空間になっています。
お客様とは同年代ということもあって、いろいろと共感できることが多かったこともあって、イメージ写真やパースを色々と見ながらイメージを膨らまていくときも、図面を描いているときもお客様との打ち合わせも、毎回楽しかったのを覚えております! 点検等で住まわれてからのお部屋にお邪魔した時は、お客様の素敵な感性もあってより一層お家が素敵にブラッシュアップされて、とても嬉しくなりました。