ラグジュアリーを追求したおもてなしの家
大丸や人気の飲食店が立ち並ぶ華やかさと、六甲山や芦屋川、老松といった自然の美しさを兼ね備えた洗練された街「芦屋」。
そんな気持ちの良い並木道を歩くと程なく見えてくる築21年のマンションをリノベーション。
街を愉しみ、ご家族やご友人と豊かな時間を過ごすセカンドハウスをテーマにしました。
約110㎡の余裕のあるお部屋でしたが、キッチンが独立型で暗く、
リビングダイニングは畳コーナーもあるため広がりを感じづらい間取りでした。
そこで、キッチンの向きを変えオープンキッチンとし、洋室の一室をリビング拡張と書斎兼バーコーナーに。
リビング拡張部分にあった梁の圧迫感を軽減するため、梁と壁の間をガラスで抜け感を出し、リビング扉もガラスにすることで一体感を出しました。
梁部分は木目調に、壁は大理石のタイルでソリッド感を出すことで、デザイン性をプラスし、見せ場のひとつとして生まれ変わりました。
ダイニングはキッチン一体型のカジュアルに使えるファミリーダイニングと、ホームパーティや家族でゆっくり食事を愉しむためのフォーマルダイニングの2つのダイニングスペースを提案しています。
廊下の一角に設けた書斎兼バーコーナーは空間の隔たりに飾り棚を設置。背面は向きによって透過性が変わる特殊なシートを貼ったガラス素材を使い、廊下側からは中が見えて、書斎側からは廊下側が見えにくいようになっています。
書斎にいるときは自分の世界に浸ることができ、廊下からは書斎の気配が感じられる程よい距離感が心地良い空間です。
お客様を迎えるエントランスや水まわりにも一つ一つこだわりの素材を選定し、全体を間接照明でラグジュアリーに演出。
日々忙しいオーナーが非日常的な穏やかな時間を過ごす、豊かで上質な暮らしを実現できる住まいが完成しました。
重厚感のある大理石が来訪者を迎えるエントランス
廊下の一角に設けた書斎スペース兼バーコーナー
廊下側からは書斎の気配感じられ、書斎側からは集中できるよう角度によって見え方が変わる特殊なシートを貼った飾り棚
キッチン~ダイニングにかけて壁面の大理石がラグジュアリーな雰囲気を演出
グレージュのキッチンは一体にファミリーダイニングと一体的なデザインに
間接照明が優雅な時間を演出するLDK
2つのダイニング空間によっておもてなしも家族の時間も心地良く過ごせます
寝室はグレートーンでまとめて落ち着いた雰囲気に
家族が並んでもゆったりと使える洗面台にはメイク用のミラーも設置
高級感のあるガラスの洗面ボウルを組み合わせた一体型カウンター
最近はずっと誰かと一緒の空間ではなく、気配は感じられるけど少し離れた空間を求められている気がします。以前より長くなったお家での生活ですが、より楽しくなるように生まれ変わらせて、それを喜んでいただけたときは、やりがいを感じる瞬間です。