ヴィンテージマンションをリノベした「廊下レス」な間取り
元々は新築マンションをご検討だったO様ご家族でしたが、
似たような間取りが多く、自分たちの理想の暮らしがイメージできる物件がなかったのが、中古リノベを選択されたきっかけでした。
物件の魅力は窓の多い独特な間取り形状
選んだマンションは、有名建築家が設計した北摂を代表するヴィンテージマンション。
奥様のご実家にも近かったのと、ヴィンテージマンションならではの雰囲気や、窓が多く間取りの形状が独特なところが気に入られたポイントです。
「これなら自分たちが考えていた間取りも実現できそう!」と購入を決意されました。
ちなみに同マンションではもう1件、同じ間取りの別住戸が販売中でしたが、
部屋からの眺望の抜け具合と、階下に見える桜の景色が決め手となりこのお部屋を選ばれました。
間取り面積の半分以上がLDK
★こだわりの「廊下レスな」間取り
「限られた床面積を家族が一番長く使う空間に使いたい」というご希望から、
廊下などは極力なくしていく方向でプランニングが始まりました。
お風呂や洗面も必要最低限の広さにするなど、最後までコンセプトを徹底された結果、
家の面積の半分以上(約25畳)がLDKという大胆な間取りになりました。
広いリビング内には書斎コーナー兼パソコンコーナーを設け、LDKにプラスαの機能を追加しております。
「将来は子どもの勉強スペースにもいいかも!」と
成長されたお子さんが宿題をされている姿が目に浮かぶようです。
★寝室の広さは最低限、部屋数と動線を優先
将来の子供部屋を考慮して3部屋を確保。
そのうちのひとつは和室にして、当面の子供が大きくなるまでの子育てスペースへ。
将来は夫婦の寝室へと家族の成長とともに使い方も変化します。
大き目のファミリークロークは洗面からの動線を確保、乾燥後の洗濯物もすぐに収納できるなど家事導線も考慮。
また玄関横には、ベビーカーもまま乗り入れ可能な土間&シューズクロークスペースを確保。
★木とタイルの組み合わせ
内装のこだわりポイントは木とタイルのシンプルな組み合わせ。
床材にはサクラの無垢フローリングを採用。
壁アクセントになっている黒板塗装仕上げやリビング内に出ている大きな梁をアクセント塗装にしているところに遊び心を感じます!
目に見えない部分もリノベーション
物件内覧当初から心配されてたのは、室内の結露。
クロスの上からも黒くカビが出ている箇所が複数ありご夫婦ともに懸念されておりました。
窓の多い間取りはおのずと外気に接する面積も多く、外の温度影響を受けやすい特徴がありますので、今回のリノベーション工事では、特に断熱性の確保にも力を入れました。
外気に接するすべての壁内に断熱材を新設するだけでなく、窓にインナーサッシを設けるなど結露防止策を施しました。