季節に合わせて自宅内移住。家族の思い出が息づく家
二世帯住宅でご両親と暮らされていたW様。
ご両親が住まわれなくなってから1階は使われておらず、二人のお子様が家族で帰省した際に快適な住まいで迎えられるようにしたいと思いリフォームを決断されました。
また、2階は遮るものがなく日当たりはいいものの、夏の暑さに悩まれていたため、季節に応じて1階と2階で住み分けたいという想いも強くお持ちでいらっしゃいました。
【お客様の声】
リフォームをきっかけに不用品を処分してもらい、住まいがスッキリしてインテリアを楽しめるようにになりました。
今まで飾る場所がなく収納していたものも目に入る場所にあると気持ちが嬉しくなります。
主人は土いじりが趣味なので庭が綺麗になり喜んでいます。夫婦それぞれ楽しめる場所がある、これからの暮らしが楽しみな住まいになりました。
二つあった玄関は一つに集約し、広々としたエントランスに。
造作した玄関収納はの靴やゴルフ用品が全て収まるように設計。
構造上取り除けない柱も一体のデザインとし、意匠性の高い空間になっています。
奥まった位置にあった洗面室と浴室は玄関近くの納戸があった場所に移設し、帰宅後の手洗いがスムーズに行えるようになりました。
1階のLDKは暗い印象があったため、キッチンを対面式にして明るい空間に変更。
元々リビングは和室でしたが、将来のことを考えて椅子生活が送られるようリビングダイニングセットを選ばれています。
今回のリフォームでは外装やアプローチも一新し、控えめながらも上品な光沢の石目タイルで統一された上質な空間になりました。W様の成人記念にご両親が植えられた門かぶりの松も生き生きとして見えます。
2階は元々子供部屋だった二室を繋げて広い寝室に。
そして、元々寝室だった部屋を支度部屋としたことで、季節ごとの衣替えも不要になったと喜ばれていました。
一時はマンションへの住み替えも検討されたW様でしたが、リフォームによって経年で不安に感じていた部分が解消され、この形を選んで良かったとお話になります。
ご両親の想いを引継ぎ、これからの暮らしを見据えた住まいが完成しました。
玄関を一つに集約し、広々としたエントランス。下足箱の前までフローリングを伸ばし、靴を履かなくても下足箱の靴が取れるように工夫。
お客様をお迎えする和室。聚楽調壁紙で雰囲気は損なわず、お手入れが簡単になりました。
床の間も上品でセンスの良い壁紙をセレクト
至るところにお花やグリーン、アートが飾られていて気持ちの良いW様邸
明るく生まれ変わったLDK。キッチン前の収納棚には趣味の美術館巡りの思い出やお孫さんの写真が飾られています
キッチンの向きを変更し、リビングダイニングにいる家族やご友人と会話が楽しめるレイアウトに
玄関からすぐにアクセスできる洗面室。三面鏡の下には清潔感のある白のタイルでアクセント
子供部屋を繋げた主寝室。柄の壁紙もトーンを合わせることで空間に馴染んでいます
外壁塗装により明るい印象に。駐車場の排水ポンプも交換しました
システムキーを備えた玄関ドア。重たい荷物を持った時も快適です
今回、お打合せを通じて改めて【リフォーム】のオリジナリティーやオーダー的な要素が重要だと感じました。 本物件はお客様が自ら、こうしたい、といった明確なプラン、ご希望をお持ちでしたので、私は施工の可否や問題点を検証することが中心でした。 やはりご自身が住まわれていた愛着ある住居ですので、ご要望はどれも的確で具体的でしたし 説得力もあり、どれもオリジナリティーに溢れており、私自身勉強になりました。