
オーダーメイド=ライフスタイル
第二の人生を考えた住み替えとリノベーション

長らく二人で働いてきましたが、妻が退職することになり、今後の暮らしを考えるように。妻の母が住んでいたマンションへの住み替えを機に、好きなデザインや間取りにリノベーションすることに決めました。
実は、一年ほどずっと悩んでいたのですがなかなか動き出せず、百貨店の担当の方を通じて阪急阪神不動産のTakedaさんと出会ってから一気に具体的に話が進んでいきました。
理想は「機能的に暮らせる住まい」
私たち夫婦にとっての「機能的な空間」を目指し、パントリーやウォークインクローゼットなど収納スペースをしっかりと設けて、生活感を見せないすっきりとしたスタイルを希望しました。
浴室には浴槽を設けず、シャワールームだけにしたのもこだわりです。母の介護をしていた際に、年を取るとお風呂につかるのは難しくなることを知りました。今は毎日ジムに行って広いお風呂に入っていますので、自宅にはなくていいかと考えました。
他にもいろいろとお願いしましたが、こちらがどんな希望を出しても「できますよ、大丈夫ですよ」と言ってくれるので、安心してあれこれ伝えました。

家具のようなモダンなキッチンと全体を見渡せるパントリー


アイランドキッチンに憧れがありましたが、配管の関係で難しく、壁付けのL型キッチンを提案してもらいました。結果的に部屋が広く使えて、とてもよかったです。リビング側から見えても違和感がないように、家具のような素材を選んでいます。壁もキッチンパネルを使わずビジュアルを考えてタイルをセレクトしました。
置き場所に悩んでいた食器棚は、そのままパントリーの中へ入れることに。パントリー内部は隣接する洗面室の一部が飛び出ていたのですが、ぴったりと収まるように工夫してもらいました。普段使いの食器はシンク上の水切りスペースに入れておけるので、食器棚が離れていることの不便は感じません。パントリーにはワインセラーや食品・生活用品のストックがたっぷり収納できます。パッと全体を見渡せるので、足りないものがすぐに分かるのも使いやすい点です。
カラーテイストや照明の色で空間を分けたLDK


和室をなくして広い空間にしたLDK。モノトーンで揃えたモダンなダイニング・キッチンと、ウォールナット色で温かみのあるリビング。照明計画もしっかりプランし、時間やシーンに応じて照明の色や明るさに変化をつけられるようにしてもらい、照明パターンを記憶できるスイッチも提案してもらったので、操作も楽になりました。
リビングには書斎として使えるカウンターデスクを設置し、その書斎のオープン棚と同じ棚板を使って窓側に神棚もつくってもらいました。部屋の雰囲気と合っていてとても気に入っています。二重窓+遮熱ブラインドで断熱性も向上し、過ごしやすくなりました。
2つの大型ウォークインクローゼット

2人の暮らしで個室は無くてもよいかと考え、洋室の一つをウォークインクローゼットにつくり変えました。寝室の横にもウォークインクローゼットをつくり、当初は季節で使い分けようと思っていましたが、私と妻でそれぞれ分けて収納する使い方にしました。持っている服を見渡せるのが非常に使いやすいですね。ハンガーパイプの高さなど細かなアドバイスも助かりました。以前の家は屋根裏収納があり、そこに収納していた布団、扇風機、掃除機、スーツケースなどの大きなものも十分収まっています。
飾らず掃除のしやすさを意識したサニタリー
洗面室はパイプスペースを縮小し、物入を拡張。ここで室内干しもできます。広い洗面台ではメイクはもちろん、洗濯物を畳んだり、アイロン掛けをすることもできて便利です。
ユニットバスをシャワールームにし、オーバーヘッドシャワーを付けました。
すべての空間に共通していますが、掃除や片付けのしやすさを必ず意識して作り込みました。シャワールームにも棚などは無くしてすっきりさせています。

暮らしに合わせたオーダーメイドの住まいに

リノベーションに抱いていたイメージは、メーカーの住設機器等を使うのだからどこにお願いしても同じなのではないかということ。でも違いました。ミリ単位で自分たちの暮らしに合わせたオーダーメイドができ、家のサイズに暮らしを合わせる必要はないのだと実感できました。
また、「持ち物が多くても、表に出したくない」という希望をここまで叶えてくれるとは思ってもいませんでした。住み替え前の家を見に来てくださり、私たちの荷物量や暮らし方を把握したうえで、提案してもらった間取りはとても機能的です。玄関、洗面、クローゼット、キッチン、リビングと、使う場所に応じて物を収納できるので散らかりにくいところが気に入っています。
私たちの理想が形になったのはTakedaさんのおかげです。何を言っても一度は受け入れてくださり、できないことは代わりの案を提案してくれました。阪急阪神不動産という会社への信頼や、ニコニコと作業してくださった職人さんの技術の確かさにも納得感がありました。