リノベーション事例
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「脱・LDK発想」でつくるふたりの住まい
- 専有面積 / 76㎡
- ご家族 / 2人(ご夫婦)
- 工事費 / 約1,200万円
- 間取り / 2LDK+F+WTC
- 既存建物竣工年 / 1999年
- リノベーション竣工年 / 2018年
- 物件価格 / 1715万円
High Quality One Stop Renovation
Reno-Bloom
0120・8984・51営業時間/AM10:00〜PM6:00 定休日/水曜
当初から中古リノベ一択だったK様ご夫婦。
通勤エリアの違いやこだわりの趣味など・・・お互いの個性やスタイルの違いを尊重しつつ、上手に「ふたりの住まい」を実現されました。
ご主人様が神戸方面、奥様が大阪方面にご通勤でしたので、「通勤時間がそれぞれ40分圏内でいけるところ」というご要望のもと、候補となるエリア探しからお手伝いいたしました。当初では阪急神戸線が候補ではありましたが、いろんなエリアを見学していただき当初とは全く違うエリアでの物件購入となりました。
プランニングの際は、ご主人様は「料理の際の匂いが部屋に充満するのが気になる」、奥様は「静かに眠りたい」というお気持ちがあり、それぞれが抱えていた心配ごとを解消することからスタートしました。
まずはご主人様の趣味のスペース。
「レコード収集に音楽鑑賞、DVD鑑賞」がご主人様の趣味でしたので、趣味スペースと寝室はできる限り離した方向で配置しました。
次に奥様のこだわり部分のキッチン。
開放感は維持をしての匂い対策ということで、ご主人様の趣味のスペースとなるミュージックブースに室内窓を設けて空調を仕切れるよう工夫しました。
ちなみにこのミュージックブースは、本格的な防音室仕様ではないのですが、空間の仕切りだけでなく天井には吸音材を施しており、奥様の安眠にも配慮した仕様になっております。
そんなお互いのこだわり事情を調整しているうちにたどり着いたのが「脱・LDK発想」です!
なんと!このプランには廊下がないのです。
玄関を開けるといきなりダイニングというのはプライバシーがなく賛否わかれるところではありますが、友人もご自宅によく招くというお二人でしたのでできる限りLDKを広くとりたいというご要望にお応えしキッチンを部屋の中心に配置しました。
そうすることによりダイニングにいてもリビングにいても会話が弾むプランとなり、その主役のキッチンにリクシルの「リシェルSi」をセレクトしていただきました。
リシェルSiはインテリアとしての美しさを備えながら料理も楽しめるように機能的に仕上っているキッチンで奥様お気に入りの一品です。
セラミックトップの天板も高級感がありブラック基調が部屋の雰囲気に合っています。
リビングはご主人様メインのテリトリー。
テレビスペースとは別にプロジェクターでDVDを鑑賞するスペースを提案しました。
コンクリート壁あらわしの仕様ではスクリーンの設置が困難だったため、一部の壁に白塗装を施しスクリーン代わりにするなど工夫を凝らしました。
プロジェクターは扉の中に収納し投影。その操作はミュージックブースからとなっており、まるで映画館のような設えです。
テレビを置いている台はベンチ代わりにもなる造作家具です。大人数でパーティーをするときなどに重宝しそうです!
プライベートな空間については極限までミニマムスペースとしました。
寝室は「寝るだけのスペースなので広くなくていい」と仰ってましたがお二人とも壁がないと・・・というご意見があり、それならばと両サイドを壁にできるようにベッドでいっぱいになるスペースで割り切っていただきました。収納スペースが別に設けてあるので寝室自体は最低限のスペースだけを確保しております。
ご夫婦の寝室と将来のお子様部屋の壁の上部には室内窓を設け、ご主人様のこだわりの「風通し」にも十分に配慮し作りこんでおります。
寝室から収納スペース、そして洗面スペースと続きミュージックブース背面まで一直線の動線で設計しており、「収納量も十分で、風もよく通る」とK様ご夫婦もご満足の仕上がりでした。
友人がお越しになり一番の反響はキッチン背面の造作収納だそうです。
ここには冷蔵庫すらも収納しているので扉を閉めてしまえば全く生活感が出ない仕様になっております。
最後になりましたがカラフルな扉4カ所の発案はK様ご自身からのもの。
奥様が広告関係のお仕事をされていることもあり、部屋の雰囲気にマッチングしたカラーをセレクトされお二人のセンスを一層引き立てております。