High Quality One Stop Renovation
Reno-Bloom
阪急神戸線
「王子公園」駅の前編です
「王子公園」駅へは、阪急「梅田」駅から30分で到着。阪急「神戸三宮」駅のふたつお隣の駅ですよ。「王子公園」と聞いてボクが真っ先に思い浮かべるのは、やっぱり「神戸市立王子動物園」。あ、駅のすぐ北側に見えているのが動物園ですね。では今日は、動物さんたちにご挨拶してからおさんぽスタートですよ。
今年で開園68年目を迎える「神戸市立王子動物園」。もともと中央区にあった「諏訪山動物園」の動物たちを引き継いで、いまの王子動物園がオープンしたんだそう。2頭のゾウさんは歩いてお引越ししたんだけど、移動の途中、警笛の音に驚いて逃げ出して、オープニングセレモニーに遅刻しちゃったんだって。おまわりさんや消防士さんたちが総動員で、大変だったみたい。ゾウさんが道路を歩く姿、ボクも見てみたかったなぁ。
パンダとコアラの両方を飼育しているのは、日本では王子動物園だけなんだって。動物たちを間近に見られる工夫がされていて、ジャイアントパンダが豪快に竹を食べる様子も近くで見られるんだそう。遠方からも、レッサーパンダやホッキョクグマ、マヌルネコなどお目当ての動物を見にくる人たちも多いんだって。「園内には約480本のソメイヨシノがあるので、桜の季節にお花見も兼ねて来園されるのもオススメですよ」と副園長の花木さんが教えてくれましたよ。子どもたちはもちろん、大人の“お一人さま”も多くて、毎日のように来ている人もいるんだって。大人たちは、日頃の疲れを動物たちに癒してもらっているのかもしれませんねぇ。
「『神戸文学館』という赤レンガ造りのチャペルなどがあって、動物園の周辺はとても雰囲気のある街並みです」と花木さん。「フラミンゴやアシカ、ライオン、ゾウたちの鳴き声が園の外まで響くのですが、住民のみなさんはあたたかく見守ってくださっています」とも教えてくれましたよ。やさしい人たちが多く暮らす街なんですねぇ。おさんぽの途中にどんな人たちに出会えるか、とっても楽しみですよ。
住所:神戸市灘区王子町3-1
電話:078-861-5624
営業時間:
3月〜10月 9:00〜17:00 (最終入園時間16:30)
11月〜2月 9:00〜16:30 (最終入園時間16:00)
定休日:水曜日(祝日の場合は開園)
年末12月29日〜1月1日
『阪急電車まちあるき手帖』掲載
次に訪れたのは、王子動物園のすぐお隣にある総合スポーツ施設「神戸市立王子スポーツセンター」。体育館やテニスコート、陸上競技場、プール(7・8月のみ)などがあって、いろいろなスポーツが楽しめるんだそう。体育館は、ママさんバレーや大学生のサークル活動で、陸上競技場はアメフトでよく利用されているんだって。2002年に「阪急西宮スタジアム」が閉鎖したのをうけて、神戸市が競技場を改修してアメフトを誘致したんだそう。トレーニング室は、1回350円で利用できるんだって。スポーツ専門指導員の安藤さんは、「子どもからお年寄りまで、みんなが楽しそうにスポーツしている姿をみると、僕たちも元気をもらえるんです」とお話してくれましたよ。気軽に利用できるスポーツ施設が近くにあると、運動不足にならずにすむかも??
年に4回、“体力測定会”を開催しているんだって。「実年齢に比べて体力があるのかないのか?ということもわかっておもしろいですよ」と安藤さん。年齢のわりに体力がないことがわかって、運動をはじめる人も多いんだとか。ボクの体力年齢はどれくらいなのかな?知りたいような、知りたくないような…。
「北側にある摩耶山は六甲山系の一つで、山頂には“1000万ドルの夜景”と言われている有名な夜景スポットがあります。四季を楽しめるので山道を散歩コースにされている近隣の方も非常に多いですよ。摩耶山の登山道を走って登るトレイルマラソンの大会も毎年灘区が主催で開催されています。スポーツやアウトドアが盛んな街という印象が強いですね」と安藤さん。「あと、水道筋商店街で“アメフトリレー”というイベントを行いました!リレー走者がアメフト選手の格好をして走り抜けます。真夏に開催するので、ランナー達の汗がすごいっ!大人から子供まで参加出来るのですごく盛り上がるイベントです」とも教えてくれましたよ。商店街でリレー??そんな楽しげなイベントがある商店街って、どんなところなのかなぁ。ちょっと行ってみますよ。
住所:神戸市灘区青谷町1丁目1-1
電話:078-802-0223
開館時間:
体育館/トレーニング室 9:00〜21:00(窓口〜20:30)
スタジアム/テニスコート 9:00〜17:00
休館日:
体育館/トレーニング室/テニスコート 第4水曜日
スタジアム 第4月曜日
(休館日が祝日の場合は翌週が休館)
水道筋商店街にやってきましたよ。平日のお昼間なのに、こんなにたくさん人がいるなんて驚きですよ。まずはじめにお邪魔したのは、「岡本クリーニング」さん。看板に「私たちがココで仕上げています」って書いてありますよ?「そうなんです、店の奥が工場になっているんです」と教えてくれたのは、3代目社長の岡本さん。「たとえば、シミ抜きのご相談をいただくと、工場に電話で確認してからお客様にお返事する…というのが一般的ですが、うちでは『できる??』『できますよ!』っていう感じです。あと、即日仕上げはもちろん、もっとお急ぎの場合には数時間で仕上げることも可能なんですよ」とのこと。クリーニングは暮らしに欠かせないものだから、こんなふうに便利に利用できるお店が近くにあるのはうらやましいなぁ。
わ〜、いろんな機械がありますよ。「これは、ボタン一つで自動でプレスしてくれる機械です」と岡本さん。ふむふむ、襟と袖をこっちでプレスして、それ以外をこっちでプレスするんですね。「どなたでも工場の様子を見ていただけるように、受付のカウンターにモニターを置いてライブ映像を流してるんですよ」ほぅほぅ、ここで作業の様子を見られるんですね。どんな人がどんなふうにクリーニングしてくれているか見られるなんて、大切な服も安心してお任せできそうですよ。
「三宮へもたった2駅ですし、JR「摩耶」駅も利用できますし、とても便利な場所ですよ」と岡本さん。「環境がいいので、小学生のお子さんがいる家族も多く引っ越してこられるんですよ。あと、この水道筋商店街は、経産省の“はばたく商店街30選”にも選ばれたことがあるんです。ちょっと先にある“ゑみや洋服店”の江見さんが商店街の広報部長を務められているので、いろいろお話が聞けると思いますよ」とも教えてくれましたよ。ではこれから、江見さんに会いに行ってみますよ。
住所:神戸市灘区水道筋5-1-19
電話:078-861-2734
営業時間:8:00〜20:00(日・祝は9:00〜19:00)
定休日:年中無休(盆・正月除く)
ここが、江見さんのお店ですね。オシャレな店構えで、ちょっと緊張しちゃいますよ。お邪魔します…。「ゑみや洋服店」さんは大正11年創業で、店長の江見さんは3代目なんだそう。「オーダースーツと聞くと手が届かないと思われるかもしれませんが、既製品と変わらないような価格のものからご用意しています」と江見さん。「品質にこだわるのはもちろんですが、服の力でその人が より一層“モテる”ように、どんなシーンでどんな人に会うのかなど、お一人おひとり時間をかけてカウンセリングさせていただくようにしているんです」とのこと。地元の人以外にも、東京など遠方から来られる方も多いんだとか。ボクもモテたい!一着お願いできますか…?
「水道筋商店街は、空き店舗がほぼ無いんですよ。一番人通りの多い“スーパーマルハチ”さんの前で1日の通行量をはかってみると、延べ13000人ほどでした」と江見さん。たしかに、平日のお昼間にこんなにたくさん人が歩いている商店街はめずらしいですよ。「商店街を盛り上げようとみんなで協力してイベントを開催しているのですが、その数は年間50〜60ほど。多すぎますよね!(笑)」そのなかでも一番大きなイベントは、毎年7月に2回開催される“夜店大通り”なんだとか。「あとは、毎月開催している“つまみ食いツアー”や“水道筋的裏ミシュラン”は、毎回満席になるほど人気です」とのこと。この商店街の活気は、みなさんの努力のたまものなんですねぇ。頭がさがります。
「この界隈には市場が3つ、商店街が8つあります。王子公園に暮らしながら商売をされている人が多くて、街ごと愛している人が多いと思いますよ。あたたかい人が多いですね」と江見さん。「暮らす人たちの年齢層は幅広いですが、保育園もたくさんあって、子どもの数がどんどん増えている印象です。子育てしやすい街だという証拠なんじゃないでしょうか」とも教えてくれましたよ。便利で街の人もあたたかくて、子育てもしやすくて…いうことなしですよ。
住所:神戸市灘区水道筋4-1-18
電話:0120-86-2917
営業時間:10:00〜19:00
定休日:水曜日(盆・正月除く)
知る人ぞ知る隠れた歴史や名所を、もっと多くの方に知ってもらうべくリリースされたのが、阪急電鉄運輸部監修の沿線ガイドブック「阪急電車まちあるき手帖」シリーズ。神戸線沿線版、宝塚沿線版、京都線沿線版の3冊からなり、駅ごとに見所が書かれた周辺マップがついています。「阪急電車まちあるき手帖」は、TOKK*MALL・関西を中心に主要書店でお買い求めいただけます。
TOKK*MALL http://www.tokk-mall.com
阪急電車まちあるき手帖
http://www.hankyu.co.jp/area_info/machiaruki/
お散歩が大好きな、リノブルームの自称公式キャラクター。夢は阪急・阪神沿線に自分の住処を持つこと。お気に入りの黄色いリュックと愛用のカメラを持って、住みたい街を探し歩いている。散歩の記録をカメラに納めながら、新しい住処の妄想がとまらない。プロフィール写真の枠に収まらないほど、大きな顔が最近の悩み。
0120・8984・51営業時間/AM10:00〜PM6:00 定休日/水曜