こんにちは、阪神不動産のリノベーション担当・SOBAです。
本日は、ちょっと変わった物件に関するお話の最終回です。
前回は、日本におけるリノベーション向けの面白い物件もいろいろありますよ、というお話を記載しましたが、いやいや『世界は広い』です。
全然レベルの違う物件がたくさんありますので、その一部をご紹介します。
①Turning Torso (スウェーデン)
こちらはスウェーデンにあるスカンジナビア半島最高層のマンションです。
第一印象は『ねじれとる・・・』です。
高さは193mで、階数は54階建て。
日本にも、THE TOKYO TOWERS SEA TOWERとTHE TOKYO TOWERS MID TOWER(58階建て)や、森ビルさんの虎ノ門ヒルズレジデンシャルタワー(高さ220m)のように、高さや階数で勝っているマンションはありますが、このマンションが凄いのは、その形状です。
1フロアごとに少しずつねじれていき、一番下と一番上では90度ねじれているそうです。
多分、大丈夫なんでしょうけど、倒れないんでしょうか。。。
2005年に建てられたビルで10階までの下層階はオフィス。そこから上はマンション。
ちなみに、上に行くほど高級になるそうです。
リノベでも人気の北欧風。スカンジナビアンテイストという方もいます。
最近では『Japanese + Scandinavian』の造語で『Japandi』というテイストの人気が上がっていますが、さすが北欧。いびつな形状にしても、スッキリしていますね。
②El nido de Quetzalcóatl (メキシコ)
これは本当に住居なんでしょうか。テーマパークにしか見えません。
が、まさかの一軒家です。
しかも、Airbnbで泊まれます。しかもまさかの1泊3万円前後(為替で変動するかも)
最低2泊以上からなので、3泊4日ぐらいいくと10万円ぐらいはしますが、2,3家族で行けばペイはできるでしょう。
なんせ広さは驚愕の15,000㎡超。
4500坪くらいはあります。学校が入るくらいの広さなんじゃないでしょうか。
ちなみに、『エル・ニド・デ・ケツァルコアトル』と読みます。
英語圏の観光ガイドでは、ケツァルコアトルズ・ネストみたいな言い方もされるみたいです。ケツァルコアトルの巣、という意味らしいですが、ケツァルコアトルというのはメキシコでは非常に有名な羽の生えたヘビの神様らしいです。
中も非常にオシャレです。
リノベーションとか、もうどうでも良くなるぐらい凄いですね。日本のAirbnbにもオシャレなリノベーション物件やレトロなところはたくさんあるんですが、突き抜けています。私もインスタで初めて見た時は、家だとは思いませんでした。
ちなみに、ふらっと観光目的では中に入ることはできず、宿泊客だけが入れます。
周りにも何もないので、車でしか行けませんし、周辺に観光スポットもないそうです。
③Tour Odeon (モナコ)
『このマンションの上についてるのは何ですか?』
『あー、それはウォータースライダー付のプールです』
結構テレビでも取り上げられていたりするのでご存じの方は多いかもしれませんが、世界から富豪が集まるモナコ公国でも最高級のマンションTour Odeonです。
2014年に竣工した2本のタワーからなるマンション。259戸のうち70戸超が分譲として売りに出され、その高層階メゾネットペントハウスの価格は日本円にして、何と400億円超。
今ですと、多分為替のこともあるので500億円超はしそうな物件です。
世界ではアメリカの432パークアベニューやドバイのプリンセスタワーのように超高層マンションが超高額で有名ですが、さすがモナコです。
ちなみに、日本で最も高額なのは50億円超と言われたパークマンション檜町公園や40億円超と言われたドムズ南麻布が有名ですが、その10倍以上の金額。
(コンシェルジュもなんかすごい)
とりあえず3つご紹介させていただきましたが、ガウディが設計した『カサ・ミラ』、シンガポールの『The Interlace』、デンマークの『8house』、カナダの『absolute tower』などなど。
枚挙に暇がないほど、変わったマンションや住居が盛りだくさんです。
ちなみに、日本にも高さ1700mのマンション部分を含むビルが東京湾に建設予定があったり、世界一高いブルジュハリファがあるドバイにも、なぜか2,400mの高さのビルを建設中だったりします。(そんな高いの建ててどうしたいのか・・・)
面白い建築物や建物は日本にも世界にもたくさんあるので、素敵な物件を見つけたら是非教えてくださいませ。
あと、変わった物件をご紹介しましたが、
外観は普通でも『扉を開ければ別世界!』みたいなのも素敵だし、安心感ありますよね。