子供たちが独立、これからの暮らしに必要な夫婦の家
子供たちが独立して夫婦二人に、熟慮の末に出した答えはリフォーム
娘は嫁ぎ関東へ、息子も社会人になって独り暮らしを始めました。4人で20年以上暮らしてきたマンションも夫婦2人暮らしには不向きかもしれないと思い住み替えることを検討していました。しかし実際に住み替える物件を探し始めると、馴れ親しんだ今の住まい以上の環境を望むのは難しく、費用も思いのほか高額、しかも3年前に水廻りの設備機器を思い切ってハイグレードな物に入れ替えていたので、新築でも物件によってはグレードダウンになってしまう矛盾もありました。結局のところ、間取りはともかく今の住まい以上のマンションには出会えないだろうとなり、大掛かりですがリフォームして暮らすのが総合的に最善策となりました。
雑誌の特集で見たリフォームを手掛けていた阪急阪神不動産に頼みたい
ある雑誌で、阪神間のおしゃれなお店のオーナーで整理収納アドバイザーとしても有名な『OUR HOME EMIさん』が、阪急阪神のリフォームで素敵にリフォームをされたことについて紹介されている特集記事を読みました。シンプルだけどセンスの良い素敵な室内の写真を見て、「リフォームって部屋をこんなにおしゃれにすることができるんだ。是非私たちもこんなリフォームがしたい。」と憧れました。早速インターネットで検索し、阪急阪神のリフォームのホームページを見つけました。連絡するとすぐに素敵な実績写真の掲載された資料など送ってくださりその後のご対応もとても好印象でした。実績のある企業にお願いしたいと思っていた気持ちがこの時から「この担当者にお願いしたい」になっていました。
6帖和室と押入のスペースが想像のはるか上を行く機能空間に
実際にリフォームでどんなことができるのかわからなかった私たちですが、水廻りを残してその他の空間で実現したい希望をお話ししました。例えば「和室が不要」「在宅ワークスペースを作りたい」「リビングをゆとりあるスペースに」「IoT化」「収納容量を大きくしたい」などです。すぐに提案の図面をご提示いただけたのですがその内容は嬉しい驚きに溢れていました。例えば吊戸棚と廊下側の壁を撤去してリビングに開放されたキッチン、そして無くして良しとした6帖和室と押入のスペースの新しい使い方です。3枚引きのガラスパーテーションで仕切れる洋室は開け放つとリビングに連なる空間、室内窓を通して書斎にも自然光が届きます。その書斎には壁一面の書棚が設えられ、リモートワークも快適な空間です。寝室へウォークスルーとなるクローゼットにも驚きますがそれらはすべて「そんなこともできるの?」と想像のはるか上をいくアイデアでした。
快適さに感激、リフォームで空気までコントロール
以前からエコカラットの除湿効果については水廻りを部分リフォームした時から良いものと感じており、今回は玄関や居室空間にもたくさん採用していただきました。機能ももちろんですがデザインも多彩で空間に表情を与えてくれる視覚的アクセントとしてとても気に入っています。また相乗効果かもしれませんが窓を複層ガラスのサッシに替えていただいたことによって、毎冬悩まされていた結露もなくなりました。窓の効果はさらに暖房効率向上にも。今冬はそれほど暖房に頼らずとも温かく過ごせています。温度管理が大切な陸ガメのモモも新しいリビングは快適なのかとても元気に過ごせています。これからリフォームされる方には窓はとても重要だとお伝えしたいです。
印象もゆとりも変わる土間玄関と土間収納
家に帰って玄関ドアを開けて最初に踏み込む空間、そして来客を迎える空間でもある土間の玄関。そこが洋室であったときからある出窓と足元の採光窓を残し、落ち着いたレストランのエントランスのようなスペースとなりました。下足箱をなくしてオープンで使い易い土間収納は靴だけでなく外で使うものや北側で保管したい食材の保存などにも最適です。今まで居室の床を占拠していた物がしっかりと収まってくれる容量のある隠し切らない収納です。実際に活用し始めると見えているからこそ無理なく整頓に努めたいと思わせてくれますし、見てくれた友人知人は皆さん誉めてくれますのでいつまでも美しく保っていきたいと思っています。
心から楽しめたリフォーム工事期間
リフォーム工事期間(約55日)は近くの賃貸住宅に仮住まいでした。進捗を見て確認することも、打合せをして細かな部分を擦り合わせていくことも、職人さんたちのお話を聞くこともすべてが楽しく、ほぼ毎日現場を覗かせていただきました。季節も良く、仮住まいが想像以上にきれいなお部屋だったのもあって、どこか旅行に来ているような感覚もありました。新緑の季節に夫婦2人でバイクに乗って約20分、自分たちの家の工事進捗を見に通う毎日はとても新鮮な非日常で、もうすこし長く続いてもいいのにと思えるほど楽しめていました。
リフォームは暮らしをより良い方へ向かわせてくれる転機
工事中は家の中にあるものを一旦すべて持ち出さなければならなかったわけですが、暮らしを改めて見直すとても良い機会であったと思います。ウォークスルークローゼットや土間収納など大容量の収納スペースが確保できたことで、すこし物を減らす努力をすれば、収納家具などは不要であると気づけました。床が広くなり、すっきりした居室空間を見ているとこれからは「物を増やさない」「物を床に置かない」が自然と意識できるようになりました。ロボット掃除機は夜間に作業してもらう設定にしていますが、物が置かれていない床は快走できるようで以前より格段に部屋のキレイが楽に保てるようになりました。
子供たちにとっては実家、リフォームを終えて思うこと
住み替えを考えていた時、娘も息子もまったく反対しませんでしたが、結局このマンションに住み続けることに決めてリフォーム後に娘から聞けた本音は「帰省する実家が変わらなくて嬉しい。」でした。思えば子供たちにとってこの家は育った思い出のある実家であり、同じマンション内に幼馴染もたくさんいるふるさとです。お正月に帰省した子供たちとリビングに集まって過ごすことがあったのですが、その様子をキッチンで見ながら「リフォームという選択ができて本当に良かった」と思いました。
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