
受け継ぐ素材、新しい暮らし
収納不足で使いづらい間取りを解消したい
築浅の頃に購入し、暮らし始めて20年を迎えました。部屋数こそあったものの使いこなすことが難しい間取りで、特にリビング・ダイニングには大きな梁が通り、広さの割に圧迫感を感じていました。唯一便利に使っていたのは、LDK横の6畳の和室。夫婦でテレビを見たり、ひとりで仕事をしたり、ほとんどの時間を和室で過ごしていましたが、身体への負担を感じ、床座生活を見直す必要がありました。また、200着以上の服や100足以上の靴、それに本や推しグッズなど、増え続ける持ち物に対し、収納スペースの不足にも悩んでいました。 立地は気に入っているので引っ越しはしたくないと思い、リフォームを検討するように。一度は知人に紹介してもらった設計事務所に相談しましたが、提案プランがしっくりこず、自分たちだけでショールームを巡る時間も取れなかったため、立ち消えになっていました。

担当者の提案力と大手の安心感が決め手
そのような時、たまたま目にしたのが、阪急阪神不動産さんのリノベーション相談会のチラシでした。相談に行き、「困ってるんです、助けてください」と正直に伝えました。担当のKonishiさんは、私たちの話を丁寧に聞いてくださり、ブレのない姿勢に信頼感を覚えました。大手の安心感やこれまでの実績、家具や引っ越しなどリノベーション以外の必要手配についても連携の良さに納得感があり、相見積を取ることもなく依頼を決めました。
Konishiさんは、日頃から勉強していることが伝わってくる豊富な知識をお持ちなのと、ショールーム見学の際にも事前に選んだ壁紙やタイルなどのサンプルを持参してくださるため、ショールームの設備や建材に合わせてその場で決めることができました。住まいに合わせて新調したかった家具・家電は、一日で探せるように、一度に見学できるショールームを紹介してもらいました。なかなか休みが取れない私たちには、効率がよくて本当に助かりました。それ以外の日も、気づいたことはメッセージアプリでこまめにやり取りできたので、思い残すことがありませんでした。 我が家と広さが同じくらいのリノベーション事例の内覧会に参加できたこともよかったです。そこでイメージや方向性が定まったので、実例を見ることはぜひおすすめしたいです。
貴重な外国製のタイル壁や大理石フロアを残す



もともと、前の居住者がかなりこだわった内装に仕上げていました。玄関の腰壁にはトルコ製のタイルが張られ、廊下は珍しい青い大理石のフロア。トイレはエジプト製のどっしりとした石造りの便器が据えてありました。トイレは壊れたら直せないので交換するしかないと思っていましたが、その他の部分はできるだけ元の意匠を残せたらという思いも。一度はスケルトンリフォームにすることを決めたのですが、解体工事が始まってから、「やっぱりどうしても残したい」と思い直し、Konishiさんに相談。工事の計画が変わり、現場との調整は大変だったと思いますが、大理石の床やタイルの壁を可能な限り残してもらうことができました。
廊下に面するドア枠を取り払った部分は大理石をきれいに接いで違和感なく仕上がっており、Konishiさんの提案と職人さんの技術で、今では入手することもできないような貴重な素材の命をつなぐことができました。
LDKと和室はひと続きのオープンな空間


圧迫感のあったリビング・ダイニングは、数々の工夫で広がりのある空間に生まれ変わりました。目立っていた梁は、下がり天井と間接照明を設計してもらい、柔らかな光と影の立体感で高さを感じさせる空間になりました。フローリングの張り方は入った時に奥行を感じる方向とし、掃き出し窓は縦型ブラインドを取り付けることで実際の窓より大きく感じられ、天井も更に高く見えます。
キッチンは以前と同じL字の配置ですが、周囲の壁をなくしてオープンに。逆にパントリーとの間には仕切り壁をプラスして、冷蔵庫やキッチン家電、食品類などの収納部分がダイニング側から見えにくくなっています。 隣接していた和室は、一部を格子で緩やかに間仕切りした小上がりに。床の角を斜めにカットすることで、洗濯物を干す時もバルコニー側へスムーズに移動できます。壁には縦の空間の広がりを強調するウッドパネルを張りました。
どこに何をしまうか、収納は計画的に


一番困っていた収納スペースは、かなり増やすことができ、すっきりと暮らすことができています。まず、しまいたいものをグループ分けし、どこに何をしまうのかをKonishiさんと一緒にプランニング。玄関すぐ横の活用できていなかった納戸をウォークインクローゼットにつくり変え、靴をメインに一部衣類も収納しています。寝室には、たくさんある服やカバンを一挙に収納できるウォークスルークローゼットを設置。ブランド別にゾーン分けし、全体が見渡せるので、5秒で必要な服を見つけられるようになりました。
仕事で必要な本や書類は、書斎の壁一面に書棚を設けてそちらへ。書斎には雑多なものをしまう収納スペースもつくりました。オンライン会議があっても、さっとカーテンを閉めれば隠せるので重宝しています。リビングのニッチ収納の下にはロボット掃除機の格納スペースも設けてすっきりしました。 和室の押入れと床の間を改変し、半分は和室側から使える押入れ、もう半分は和室とLDKの両面から使える納戸に。推しグッズや掃除道具などをしまっています。
色を絞り、多様なテイストをまとめ上げる


好きなテイストが幅広く、趣味もたくさんあるため、まとめるのは難しかったと思います。Konishiさんはテーマカラーを決め、私たちには常に3つ程度の選択肢を提案くださり、全体を整えてくれました。床や扉に使用したダークブラウンとタイル壁などのグレーをベースに、ブルーとゴールドがアクセント。キッチンの壁に採用した大判タイルは自然なムラのあるグレーで、立体感や高級感がありつつ、汚れが目立たない実用性も気に入っています。 リビングに面する書斎は、ネイビーブルーの扉と室内窓、ブラケット照明を組み合わせた空間イメージがまさに理想通りで、眺めているたびに嬉しくなります。ニッチもいくつかあり、コーナーごとに好きなものを飾っています。LDKや和室はモダンな雰囲気ですが、玄関周りや廊下は、既存のタイルや大理石に合わせてクラシックな雰囲気に仕上がりました。
仕事や家事がしやすく、友人を招くことも

家事や片付けがしやすくて、仕事・くつろぎ・食事など、それぞれの空間を使い分けて心地よく過ごせるようになりました。書斎のデスクは東向きで朝の光のもとで机に向かい、集中して仕事ができます。リビング・ダイニングはブラインドを開けて過ごす時間が増え、視界が広がり開放的です。
背面にエコカラットを張った壁付けのテレビは、引き出せるアームを付け、和室からもリビングからも見やすい角度にできます。リビングのソファは家具・家電を選びに行ったショールームで、斜めの配置まで考えて選んだもの。リノベーション前は友人を招くことも少なくなっていたのですが、今は仕事が忙しくても時間を見つけては賑やかに楽しんでいます。リノベーションは住み始めてからがスタートなので、信頼できる担当者さんとの出会いは大事ですね。大切に暮らしていきたいと思います。









