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築年数の古いマンションって大丈夫? (ヴィンテージマンションの現在)

こんばんは、リノブルームの中の人、SOBAです。

本日は、お客様からよく聞かれる質問に関するお話です。

その質問とは・・・。

 

『築年数の古いマンションって大丈夫ですか?』

 

当然、どんなマンションでも大丈夫とは言えません

というわけで今回は、とあるヴィンテージマンションを例にお話します。

 

そのマンションは阪神間で『最初』に建った分譲マンションです。

西宮北口徒歩圏内の閑静な住宅街にあり、重厚で印象的な外観は異彩を放っています。

たしかに古いんですて、そこがなんかレトロというか、絶妙にカッコイイのです。

そのマンションができたのはなんと、昭和39年!

余裕の築50年オーバーです。

 

もともと当時のマンションは誰でも住めるわけではなく、こちらも超高級マンションでした。

野球選手やお医者様なんかが住まれていて、重厚で印象的な外観は、地域の象徴的な感じだったそうです。

マンションの名前は『メゾン西宮』です。(弊社で工事したこともあるメゾン甲子園の兄弟マンションです)

IMG_0213

エントランスからしてカッコイイです。

なんというか、このタイル仕上げの外壁。エントランスの高い天井。タワーマンションみたいな内廊下。

シンボリックなエントランスルーフの上のモチーフ。

もう一度言いますが、カッコイイイイイです。

 

阪神間の分譲マンション第一号として名高いメゾン西宮ですが、実は今、大規模修繕中です。

というわけで、こんな感じになっています。

 

IMG_0210

足場や幕に囲われて、よく見えません。

元々同年代のマンションよりもしっかりしていて、素敵なヴィンテージ感があるのですが、年明けにはキレイに生まれ変わる模様です。

 

そもそもこの『大規模修繕』ですが、普通のマンションであれば、12年から15年に一度のスパンで実施します。

もちろん修繕箇所や修繕レベルはマンションによりまちまちだったりはしますが、結構な大金が掛かります。

だから、そもそもきちんと貯金していないマンションはこれができないんですね。

 

今回、メゾン西宮がもう結構な築年数なのに、今から大金が掛かる工事をする、ということはどういうことか。

ここがポイントなんですね。

 

そうです。

『次の大規模修繕を超えてぐらいまで長持ちさせようと思っているから』です。

 

今すでにほぼほぼ55歳のマンションなので、70歳ぐらいまで現役でバリバリ行くという意思表示ですよね。

ちなみに55歳を迎える今でも『出ればすぐに売れます』

 

こういったことは、長期修繕計画書等の書類を見てもわかるのですが、

そのマンションが長生きするかどうかは、本当に管理と周辺状況に掛かっています。

 

西宮北口駅徒歩10分以内という環境。 もともとハイクラス志向な外観。 しっかりした管理や雰囲気。

と、メゾン西宮における長持ちポイントは、いろいろと要因はあると思いますが、100歳ぐらいまで現役で行ってほしいですね。

 

新築の時や築浅いときはわからなくても、メゾン西宮みたいになれるマンションと、そうじゃないマンションはやはりわかれます。

今後は、人口減や、国交省の優良ストックの流通推進で、ますます明暗が分かれそうです。

 

ちなみに、欧米ではメゾン西宮より長寿なマンションがまだまだ現役だったりします。

しっかりと管理をして、かつエリアやハコに需要があれば、ずっと長く元気でいられるので、

いいなと思ったら、自身が住民になって、ドンドン長持ちさせるようにしていくのも、ひとつの答えかな、とも思います。

 

みなさんも物件を探す際は、その物件が長持ちしそうなポテンシャルを秘めているか、しっかりチェックしてくださいね。

(ご相談は無料です笑)

2018年11月02日 Posted by SOBA

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