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京都のセカンドハウスリノベーション

リフォーム事例 #6559
京都府京都市
マンション
築年数: 18年
間取り: 2LDK
施工面積: 79.54㎡

京都の町になじむリノベーション。

京都の名所、岡崎公園や平安神宮のほかにも、最近話題になっていた京セラ美術館もあり、

毎月10日に開催される平安蚤の市など、京都の文化が色濃く感じられるエリア。

そこに建つ京の街並に溶け込むレトロなタイル張りの外観の築20年近いマンションの1室をリノベーション。

■明るさと広がりを

住居が1階かつ庭に植わっていた樹木と、細かく分かれた個室と少ない開口部のため、少し暗いイメージのお部屋でした。

『せっかくの庭だしもう少しこれを活かせないかな』『日中は1階だけどちゃんと光が差し込むのにな』

80㎡近い広さや、物件とその周辺エリアが醸し出す上品な京都らしい雰囲気をどうすれば活かせるかを考えて、『明るさと広がり』を引き出すことから考えてプランニングを始めました。

■石と庭

もともと草が生い茂っていた庭に特注の石を敷きなおしリビングの延長線上でゆっくりできるような場所に。

また、それと連動性を持たせるために、LDKの一番広い壁に石を設え、空間に持たせた明るさや広がりを引き締める効果を持たせ、間延びしないようにしました。

■間取りについて

部屋全体の中心部に建物を支える構造壁が入っていたので、それがネガティブに働かないようプランニング。

LDに接した洋室を解体し、3LDKの間取りを2LDK+SICに変更しました。

玄関前の3連引戸を全て開くと大きなLDKとしての用途も可能です。

また最大約3mの高さを持つ折上げ天井は見所の一つで、明るくなった庭と相まって、開放的な空間を演出しています。

■床と庭のつながり。

床にはブラックチェリーのフローリングを敷き、石を設えた壁との親和性を計算。

また、壁の石材との見切りにも真鍮の見切り材を施工し、壁の意匠となり贅沢な空間を演出しています。

さらにそこから広がっていく庭は広さを活かして2分割。

半分はLDKの延長として食事や読書を楽しめる空間として『用』を重視。

もう半分、京都らしい情緒を考え『美』を重視。

庭師に作庭してもらい、3つの石と黒砂利で一つの世界を表現しました。

リビングと寝室、双方から見えるので、その見え方の違いで雰囲気が変わるように、演出しております。

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