タワーマンションで過ごす優雅なひととき
【施工事例から探したリフォーム会社選び】
中古タワーマンションを購入したことをきっかけに、リフォームを考えました。当時、購入したマンションは築6年、まだ新しいと言えば新しい、でも私たちが気に入る住空間ではないと感じていました。リフォーム会社選びでは、まず各社のリフォーム事例を見ていました。そんなとき、阪急百貨店のインテリアショップ「コンフォートQ」から、阪急阪神不動産のリフォームについて紹介を受けたのです。「阪急阪神のリフォーム」のリフォーム事例が手元に届き、早速、事例を拝見。施工事例をとても気に入り、この会社に依頼したいと思いリフォームの依頼をさせてもらいました。
【本物志向が上質な空間を作る】
私たちの希望は「本物の素材」でした。上質な良いものが使いたいという気持ちが強くあったのです。例えば、ドアの枠として良く見かけるのは木目調や色の付いたシートを巻き付けた素材。これが好みではありませんでした。常に目に見え肌に触れる場所は「本物の木」を使用したいと要望を出しました。良い素材を使うことは、長く使え、味も出る。そして愛着も芽生える。空間のパーツにこだわり、上質な空間にしたいと考えていました。 そんな私たちの要望を叶えるべく、扉は既製品ではなく、全てウォルナット突板を使用した扉と枠材をオーダーで製作していただきました。特に気に入っているのは、玄関から入ってすぐに目に入るこの大きな透明ガラスを組み込んだ親子扉。デザインはシンプルですが、素材の良さが引き立っています。扉越しにはデザインウォールが施されていて、無垢の素材感を生かした空間に仕上げていただきました。
【適材適所の素材選び】
担当者からは適材適所で商品提案をしていただきました。「木の風合いを楽しめる床」を希望すると、担当者からは単に無垢材を使うのではなく、天然木の素材感をそのままに、でもお手入れのしやすさなどの機能面や性能面も配慮した「挽板フローリング」を薦めていただきました。選んだ床は、綺麗なウォルナットの木目に加えて肌触りが良く、とても気に入っています。造作した扉も、部屋の用途によってデザインを変え、プライベートスペースは室内が見えないよう突板のみのデザイン、リビングに隣接したD E Nの入り口は波目調のアンティークガラスを用い、透過性を抑えつつも優しい光は互いの部屋へ届くデザインにして頂きました。
【予定外の間取り変更】
実は今回のリフォームでは間取り変更までは考えていませんでした。ですが、担当者から「間取りを変えると使い勝手が良くなる可能性」を教えてもらい、いろんなプラン提案をしてもらいました。その中でもL D Kに隣接した「D E N」のある間取りがとても気に入りました。書斎、大切な水槽を置くスペースとして愉しむ予定の部屋です。家で過ごす時間をより快適にしてくれる、いまの新しいライフスタイル環境に適した空間になりました。私の「趣味」の時間を過ごすにも最適な場所ですし、用途を変えて「収納」としても使えそうです。マルチスペースとして活躍が期待できる間取りになりました。
【使い勝手の良いウォークスルー収納】
提案いただいた間取りでもう一つ、今回のリフォームで取り入れてもらったプランがあります。玄関スペースの収納です。このスペースに取り入れたウォークスルーのシューズインクローゼット。この間取り変更の提案もとても気に入っています。玄関から靴を脱ぎそのまま洗面室へ直行できる間取りになっていますので、帰宅してすぐ手洗いも可能です。プライベートルームへも近道ですので、日々の生活動線にもフレキシブルに対応できる間取りになっています。デザインは、ホワイトを基調にしつつも、視界にはウォルナットの扉の素材感が自然と入り込んでくる、落ち着いた空間がお気に入りです。
【空間には欠かせないライティング】
タワーマンションの高層階ということもあり、とても眺望の良い部屋で近隣からの目線が気になりません。日中はカーテンを開けて過ごす、ドレープ感たっぷりに縫製してもらったレースカーテン越しに寛ぐ、と天候や時間帯とに合わせて雰囲気を変えて愉しめます。陽が落ちると、コーブ照明・ダウンライトの間接照明が造作してもらった折り上げ天井の立体感を引き立ててくれています。さらに神戸港町の夜景がより素敵な雰囲気を作ってくれます。照明は調光機能付きで、明るさだけでなく照明の色も変化するようになっているので、時間帯や過ごし方によって調節ができ、デザイン性だけでなくとても便利な機能付き照明計画にしていただきました。
【充実した設備と使い勝手の良い空間】
システムキッチンとカップボードはキッチンハウスでカスタムオーダーしました。グレージュと優しいナチュラルな木目を組み合わせた扉、美しい石目のシーザーストーンの天板に、タイル調の床を組み合わせました。吊り戸棚にはダウンライトを設置してもらったのもポイントの一つです。洗面・浴室・トイレはホテルライクな落ち着いた色調でまとめつつ、充実した機能を選びました。節水機能などの基本性能から、浴室テレビや打たせ湯など要所要所にグレードアップ機能。洗面室・トイレには収納スペースをしっかり確保し使い勝手の良い空間にしていただきました。
【インテリアへのこだわり】
「阪急阪神のリフォーム」だけでなく、インテリアについては「コンフォートQ」とも打ち合わせを進めてきました。リフォーム担当者とインテリア担当者で情報共有をしてもらいながら進めていたので、リフォーム工事にスムーズに反映して頂きました。リビングの壁面収納はイタリアのファニチャーメーカーarflexでオーダーしてもらったものですが、これは室内扉に合わせてウォルナット突板の素材を使用し、引出しやガラス扉など、収納の組み合わせ方にもこだわった造作家具です。ドレープ、レース、タッセルなどウィンドトリートメントも部屋の素材や内装・雰囲気に合わせて、部屋ごとに一緒に選んで頂いたので、家全体がまとまりのある「素敵な自邸」となりました。
【リフォームが完成して思うこと】
担当者の頭の中には常に私たちの要望が入っていて、私たちが考えていなかったことも「こちらの方がお好みでは?」とすぐに出てくる引出しの多さに感動しました。提案の幅が広く、リフォームの工事に関することだけでなく、商品知識、インテリアの提案などに加えて、センスも。仕上がった家を見て、家全体の色合いが統一されていてすっきりしてはいるものの、趣がある、そんな家に仕上がっていると感じました。すべての間取りを変えて一から作るフルリフォームもあれば、壁紙を変えるだけ、自分が気になるところだけをピンポイントでリフォームするなど、リフォームでも色々とあります。規模の大小は関係なく、今回のリフォーム後のこの部屋を見て、家の印象がガラッと変わり、希望したもの以上の空間にとても楽しい気持ちになりました。