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2026.09.04

《大阪・野田》

"手帳を育てる"楽しさを発見する、体験型文具店

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ぐるり街めぐり〈大阪・野田編〉
和気文具

可愛く、自由に、自分らしい一冊をつくる喜び

昭和レトロな雰囲気が残る野田新橋筋商店街を歩いていると、白い壁と大きな窓が印象的な、ちょっとお洒落な店が目に入ります。文房具好きの間で広く知られている『和気文具』です。手帳を中心に、文房具の楽しみ方や手書きアレンジのアイデアなどを発信する同店の公式Instagramのフォロワーは17万人超(2026年7月現在)。Instagramには、店内に並ぶ色とりどりのペンやシール、スタンプ、マスキングテープなどを使って、手帳を可愛くデコレーションした作品がたくさん紹介されています。投稿を見ていると「素敵」「やってみたい!」と惹きこまれ、フォロワーが多いのも納得です。Instagramをきっかけに、この世界観を体感したいと来店する人も多いのだとか。

奥の大きな窓側にはカフェスペースが。手前には手帳が立てかけられたり、並べられたりしている。
9~12月と2~3月のシーズン期には約100種類、オフシーズンでも常時約20種類の手帳が並ぶ。大きな窓に面した一角には、文具が試せるワンドリンク制のカフェスペースも。

店内には一年中多彩な手帳が並んでおり、レイアウトや使い勝手を見比べながら好みの一冊が選べます。ライフスタイルや使い方に合った手帳が見つかったら、次は文房具です。文具メーカー各社から次々と新商品が登場する中、この店では「手帳時間を楽しめるもの」「新しいアイデアが広がるもの」という視点で商品をセレクト。新商品は随時入荷するので、訪れるたびに「こんなアイテムがあるんだ!」という新たな発見があります。また、その多くを店内で試せるのもうれしいところ。使い方の参考になる見本の手帳はスタッフが作成しており、すべて閲覧可能です。「最初は気に入ったアイテムや使い方を真似するのがおすすめですよ」と店長の大池めぐみさん。慣れてきたら自分なりの工夫やアレンジが生まれてくるそうです。

図形やかわいい文字が簡単にかける手帳テンプレートを使って、手帳作りをしている様子。右奥にはカラフルなペンがグラスに入っている。
写真は店内で閲覧できる見本の手帳の一つ。ページの一部は、なぞるだけで図形や文字、イラストなどを描ける和気文具オリジナル『手帳テンプレート』1枚935円で作成。

毎日に"わくわく感"をプラスしてくれる手帳時間

同店では、文房具の自社ブランド『WAKI STATIONERY』を展開し、オリジナルの手帳も手掛けています。現在販売しているのは、かつてエイ出版社が展開し、多くのファンに支持されてきた『ESダイアリー』を引き継いだ『JSダイアリー』シリーズ。使いやすさや紙の質感にこだわりながら、ユーザーの声を反映して、毎年改良を重ねています。このシリーズと合わせて使える本革製のカバーも用意。中でも、革の紐を巻いて留めるロールタイプは、愛用のペンを一緒に持ち運べるほか、紙やマスキングテープ、写真などを貼り重ねて厚みが増しても、革の紐で調整できる仕様です。植物タンニンなめしという伝統的な製法でつくられる栃木レザーを使用しており、軽くしなやかでありながら型崩れしにくく、使い込むほどに風合いが増し、手帳への愛着も深まっていきます。

革で作られた茶色やピンクの手帳カバーが並ぶ。奥には木製の卓上チェストがあり、革小物が展示されている。
革職人によるハンドメイドカバー。写真左から『ロールタイプA5サイズ』28,600円、『ロールタイプB6変サイズ』23,100円。異なる風合いとデザインの『ワックスレザーB6変サイズ』16,500円(姫路レザー製)。

手帳の使い方は実にさまざま。気持ちやアイデアを整理したり、旅の思い出を綴ったり、「推し活」の記録や予定を書き込んだり...。用途に合わせて2~3冊を使い分ける人もいるそうです。単なるスケジュール管理ツールというより、自分らしく毎日を楽しむためのパートナーともいえそう。「シールやスタンプで手帳を彩るのは楽しい時間です。見た目が可愛くなることで書きこむことが楽しくなりますし、愛着のあるものを持ち歩くだけで気分も上がりますしね」と大池さん。店内に並ぶ数々の商品を眺めていると、「自分ならどう使うか」と想像が広がり、今使っている一冊を見直したり、手を加えたくなったり、わくわくしてきます。そんな手帳との時間は、当たり前の日々をもっと豊かにしてくれそうです。

和気文具オリジナルスタンプシートなどが展示されているコーナー。カラフルなスタンプ台も並ぶ。
写真中央は和気文具オリジナル『クリアスタンプ』1シート1,320円。シール状のスタンプを別売りのアクリルホルダーに貼って使用する。透明素材で下が透けて見えるため、狙った位置に押しやすい。文房具や花、ネコ、スケジュールアイコンなどの絵柄がある。

【この街が好き/STAFF VOICE】

文房具にあふれる店内で、笑顔で語る店長の大池さん。

自然と挨拶を交わし合える、ほどよい距離感がいいなと思います

お店がある野田新橋筋商店街は大阪市中央卸売市場にも近く、近所には種類豊富な野菜はもちろん、新鮮な魚や肉まで並んでいる八百屋さんもあって、地域の人たちでいつも賑わっています。商店街の入口付近には有名なうなぎ専門店があり、西側には「地獄谷」と呼ばれるディープな飲み屋街も。梅田に近い立地ですが、手頃な価格帯のお店が多いですね。都会的な便利さと下町らしい親しみやすさが両立していて、肩の力を抜いて暮らせる街だと思います。
店長 大池めぐみさん


商店街の中にある和気文具店。店の前にも手帳の見本が並べられている。

●和気文具
営業時間/13:30~17:30
定休日/月曜、火曜、日曜
電話/06-6448-0161
大阪市福島区吉野2-10-24
https://www.wakibungu.com/wct/
https://www.instagram.com/wakibungu/
※休業日等については、https://www.wakibungu.com/wct/businessday/をご確認、もしくはお問い合わせください。

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