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2025.11.15

水回りリフォームの費用相場は?パック料金や補助金、後悔しないためのポイントを解説

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水回りリフォームの費用相場や工事期間を場所別に詳しく解説します。キッチン、浴室、トイレ、洗面所をまとめてお得に工事できるパックプランの料金やメリット・デメリットも紹介しますので、リフォームで後悔したくない方はぜひ参考にしてください。

水回りリフォームの基礎知識
•リフォームの対象となる場所とは?
•リフォームを検討すべきタイミング
【場所別】水回りリフォームの費用相場と工事期間
•キッチンのリフォーム
•浴室のリフォーム
•イレのリフォーム
•洗面所のリフォーム
水回りリフォームの費用を抑えるコツ
•複数のリフォーム会社から見積もりを取る
•設備のグレードを見直す
•活用できる補助金制度を調べる
信頼できるリフォーム会社の選び方
•実績が豊富で信頼できるか
•見積もりの内容が明確か
•保証やアフターサービスが充実しているか
まとめ

キッチン、浴室、トイレ、洗面所といった水回りは、毎日使う場所だからこそ、鏡が見えにくくなったり不具合が生じたりすると日々の生活に大きな影響を与えます。リフォームを考え始めたものの、「費用はいくらかかるの?」「工事期間はどれくらい?」「どこに頼めばいいの?」といった疑問や不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。この記事では、水回りリフォームの費用相場や工事期間、お得なパックプランについて、そして後悔しないためのポイントを分かりやすく解説します。

水回りリフォームの基礎知識

まず、水回りリフォームを検討する上で知っておきたい基本的な知識について解説します。リフォームの対象となる場所や、最適なタイミングを把握することが、計画をスムーズに進める第一歩です。

リフォームの対象となる場所とは?

一般的な住宅における「水回り」とは、キッチン、浴室、トイレ、洗面所の4カ所を指します。これらの場所は、水を頻繁に使うため湿気が多く、他の部屋に比べて汚れや設備の劣化が進みやすいという特徴があります。そのため、定期的なメンテナンスやリフォームが必要不可欠です。

リフォームを検討すべきタイミング

水回り設備の耐用年数は、一般的に10年~25年程度が目安とされています。10年を過ぎたあたりから、見た目には問題がなくても、給排水管や設備の内部など見えない部分で劣化が進んでいる可能性があります。「水栓から水が漏れる」「お湯の出が悪い」「排水溝の臭いが気になる」といった不具合がサインとなります。大きなトラブルに発展する前にリフォームを検討するのがおすすめです。

【場所別】水回りリフォームの費用相場と工事期間

水回りリフォームにかかる費用や期間は、場所や工事内容、選ぶ設備のグレードによって大きく変わります。ここでは、場所ごとの一般的な費用相場と工事期間の目安を紹介します。

キッチンのリフォーム

キッチンのリフォーム費用は、50万円~150万円が相場です。システムキッチンの交換が主な工事内容ですが、壁付けキッチンから対面キッチンへのレイアウト変更など、大規模な工事になると費用は高くなる傾向があります。工事期間は2日~1週間程度が目安です。

【関連記事】リフォーム前に知っておきたい!キッチンの種類と特徴|すまいのスタディ|阪急阪神すまいのコンシェル

浴室のリフォーム

浴室のリフォームは、ユニットバスから新しいユニットバスへの交換で50万円~150万円、従来のタイル張りの在来浴室からユニットバスへの交換では65万円~150万円が費用の目安です。浴室暖房換気乾燥機など今までなかった機能を追加する場合は、配管・配線工事が別途必要となるケースがあります。工事期間はユニットバス全体交換で4日前後、在来浴室からユニットバスへの変更で1週間前後を見ておくと良いでしょう。

トイレのリフォーム

洋式トイレから新しい洋式トイレへの交換にかかる費用は15万円~50万円が相場です。和式トイレから洋式トイレへ変更する場合は、床や壁の工事も必要になるため、少し費用が高くなることがあります。また、水圧の関係でタンクレスに変更できないケースや、排水管の位置によりトイレの形状が制限されることもあります。工事自体は半日~3日程度で完了することがほとんどですが、その間トイレが使えなくなる点に注意が必要です。

洗面所のリフォーム

洗面化粧台の交換にかかる費用は20万円~70万円が目安です。設置スペースや配管・排水位置等により製品が制限される可能性があります。洗面台の交換だけなら工事は1日程度で終わりますが、壁紙や床材の張り替えも同時に行う場合は、1日~4日ほどかかることもあります。

水回りリフォームの費用を抑えるコツ

少しでもリフォーム費用を抑えたいと考えるのは当然のことです。ここでは、リフォームの質を落とさずに費用を賢く抑えるための3つのコツを紹介します。

複数のリフォーム会社から見積もりを取る

リフォーム会社を探す際は、必ず複数の会社から見積もりを取り、比較検討することが重要です。同じ工事内容でも、会社によって費用は異なります。見積もりの内容を詳細に比較し、価格だけでなく、担当者の対応や提案内容なども含めて総合的に判断しましょう。

設備のグレードを見直す

最新の設備は多機能で魅力的ですが、本当に自分たちの生活に必要な機能かを見極めることが大切です。多機能なハイグレードモデルほど価格は高くなります。こだわる部分とそうでない部分に優先順位をつけ、敢えてスタンダードなモデルを選ぶことで、費用を抑えることが可能です。

活用できる補助金制度を調べる

国や地方自治体では、省エネ性能の高い設備を導入するリフォームや、バリアフリー改修などに対して補助金制度を設けている場合があります。例えば、「子育てエコホーム支援事業」や、要支援・要介護認定を受けている方が対象の「介護保険住宅改修費」などが代表的です。利用できる制度がないか、リフォーム会社の担当者や自治体の窓口に確認してみましょう。

参考:住宅省エネ2025キャンペーン【公式】
参考:厚生労働省「介護保険における住宅改修」

【関連記事】子育て、防災支援もある補助金でグレードアップ。準備は早めが肝心!|すまいのスタディ|阪急阪神すまいのコンシェル

信頼できるリフォーム会社の選び方

リフォームの成功は、信頼できる会社選びにかかっていると言っても過言ではありません。数ある会社の中から、安心して任せられるパートナーを見つけるためのポイントを紹介します。

実績が豊富で信頼できるか

まずは、水回りリフォームの実績が豊富かどうかを確認しましょう。会社のウェブサイトで施工事例を見ることで、デザインの傾向や得意な工事内容を把握できます。マンションの場合は管理組合への許可申請、共用部分への養生配慮や隣接住戸へのご挨拶も重要です。また、建設業許可やリフォーム関連の団体に加盟しているかも、信頼性を判断する一つの基準になります。

見積もりの内容が明確か

提出された見積書の内容が詳細で明確かどうかも重要なチェックポイントです。「工事一式」のように大雑把な記載ではなく、使用する製品の型番や数量、単価、工事費などが項目ごとに詳しく書かれているかを確認しましょう。不明な点があれば、納得できるまで説明を求めることが大切です。

【関連記事】リフォーム会社はどう選ぶ?相見積もりの上手なとり方|すまいのスタディ|阪急阪神すまいのコンシェル

保証やアフターサービスが充実しているか

リフォームが完了した後も、長く安心して暮らすためには、保証やアフターサービスの充実度が重要になります。工事内容に対する保証期間や、万が一不具合が発生した際の対応について、契約前に書面で確認しておきましょう。アフターフォローがしっかりしている会社を選ぶとより安心です。

【関連記事】リフォーム後に不具合が起きたらどうする?リフォームの保証期間|すまいのスタディ|阪急阪神すまいのコンシェル

まとめ

水回りリフォームは、費用や期間、会社選びなど、考えることが多くあります。しかし、事前にポイントを押さえて計画的に進めることで、後悔のない満足のいくリフォームを実現できます。この記事で紹介した費用相場やパックプランの情報を参考に、まずは複数のリフォーム会社に相談し、ご自身の希望や予算に合った最適なプランを見つけてください。快適で新しい水回りは、日々の暮らしをより豊かにしてくれるはずです。

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