ぐるり街めぐり〈兵庫・宝塚編〉
サンドウイッチ ルマン 花のみちセルカ店
「サンドイッチといえば、このお店」と紹介したくなる
阪急宝塚駅と宝塚大劇場を結ぶ、通称『花のみち』。一段高く設けられた遊歩道がまるで舞台に伸びる花道を思わせる、宝塚らしい華やかな小径です。その道沿い、ヨーロッパ調の外観が印象的なショッピングモール『花のみちセルカ』2階の一角に、『サンドウイッチ ルマン』の2号店があります。1964年に本店を創業して以来長年愛され続けてきたこの店の、代名詞とも言えるのが『エッグサンド』。創業者が生まれて初めて食べたエッグサンドに衝撃を受け、「忘れられない、あの味を再現したい」との思いから生まれた一品なのだそう。「半熟に焼き上げて蒸らしたスクランブルエッグに、ゆで卵と粉がらしなどを混ぜ合わせた、つぶつぶ感の残る特製マヨネーズが味の決め手です」と店長の澤秀人さん。

看板商品の『エッグサンド』を中心に、メニューは150種類以上に及びます。店頭に並ぶのは、常時30~40種類ほど。季節限定の商品が登場するほか、時代の流れをくみ取り、お客さまの声に応えながら、ラインアップを少しずつ進化させてきました。ここ数年で定番入りしたのは、『野菜サンド』980円(イートイン998円)と『チキンサラダサンド』1,150円(イートイン1,171円)です。どちらも野菜系のサンドイッチで、主役はキュウリ。薄くスライスして自家製ドレッシングで和え、さっぱりとした後味に仕上げています。青々とした色合いとみずみずしさ。噛んだ瞬間に広がるシャキシャキとした食感が心地よく残ります。

素材選びも工程も、一つひとつに注ぐ情熱と手間暇がルマンの味に
テイクアウトだけでなく、店内にはイートインスペースも併設され、コーヒーや紅茶、アップルジュースなどのドリンクとともに、つくりたてのサンドイッチを味わえます。店の中でまず目を引くのが、壁やいすを彩るペイントです。創業者がその絵に一目惚れし、アーティストの陌間(はざま)眞紀子さんに依頼して描かれたもの。やわらかな色合いと手描きならではのぬくもりが、空間全体をやさしく包み込みます。お客さまも一人でのんびり過ごす人や友だちと談笑する人、観劇前後に立ち寄る人など、それぞれが思い思いのひとときを過ごせる場になっているようです。

「つくりたてのおいしさを味わってほしい」という思いから、サンドイッチは注文ごとに仕上げます。パンは特注で、具材に合わせて厚みを変え、朝の仕込みで軽くトースト。そこへ具材を重ね、一つずつ完成させていきます。素材選びからレシピ、工程、味わいのバランスに至るまで、妥協することはありません。進学や就職などで宝塚を離れた人が、帰省した際に「あの『エッグサンド』を食べたい」と足を運ぶことも多いのだとか。ふと恋しくなる、この街の味なのです。

【この街が好き/STAFF VOICE】

この街で暮らすと、日常にいくつもの"小さな楽しみ"が増えます
人それぞれの、お気に入りを見つけられる街だと思います。おいしい食も魅力の一つですね。タカラジェンヌへの差し入れの店としても知られるパスタ店やステーキ店など、評判のお店も点在しています。宝塚温泉でリフレッシュする人もよく見かけますね。日常の中で少し特別な時間を過ごすなら、清荒神駅前の宝塚市立中央図書館もおすすめ。宝塚ホテルで使われていたアンティークの椅子に腰かけて本を開けば、歴史や文化を感じるひとときになります。春にはお店の前の「花のみち」へ。桜が咲き誇る、見事な景色が広がりますよ。
店長・澤秀人さん(写真中央)と、スタッフ・菅原可奈さん(写真右)、川西一翔さん

●サンドウイッチ ルマン 花のみちセルカ店
営業時間/9:00~17:00(L.O.16:30)
定休日/月曜
電話/0797-85-1200
兵庫県宝塚市栄町1-6 花のみちセルカ2番館2階
http://www.takarazuka-lemans.com/
https://www.instagram.com/lemans.1964/
※休業日等については、ホームページやインスタグラムをご確認、もしくはお問い合わせください。
◇記載しています営業データ・商品・価格等は2026年4月3日時点の情報です。
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◇表示価格はすべて税込です。



