すまいのスタディ

2024.02.16

間取りタイプ別"ここがポイント"と、図面集、読み解きのコツ!

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住まい探し中の方は、不動産会社のホームページや不動産情報をまとめたポータルサイトをご覧になったことがあるでしょう。
掲載されている間取り図を見ると、部屋の種類や広さと配置、収納、方角、窓や扉の位置など見ただけでわかることのほか、生活動線もイメージすることができます。

中古物件であれば、イメージした間取り図の情報を、実際の住戸で確認することができます。しかし、新築マンションは建物完成前に契約することが多く、間取り図で住戸を選び、購入するかどうかの判断をしなければなりません。

間取り図を読み解くことは、マンション購入における重要なポイントのひとつといえます。
今回は、間取りタイプ別のチェックポイントと、より詳細な間取りの情報を知ることができる図面集の見方をまとめてみました。

人気パターンの間取りで、どこをチェックする?

マンションでよく見かける間取りタイプには、「田の字」型、「ワイドスパン」型、「センターイン」型などありますが、タイプによってチェックするポイントも違ってくると思いませんか。
それぞれのタイプの特徴は、すまいのスタディ「マンション購入で気になる間取りプラン。人気パターンから知る選び方のポイント 」でご紹介していますので合わせてご覧ください。

One point:「田の字」型は、リビングの形で暮らしをどうイメージするか。

共用廊下側に2つの居室が設けられた「田の字」型3LDKの中住戸プラン。
よく見かける間取りタイプですが、リビングが縦型か横型かで、居室の活用イメージが大きく変わります。横型は、バルコニーに面した快適な明るいリビングが魅力ですが、3つ目の居室に開口部(窓)がないというケースが多いでしょう。
リビングとの一体利用やワークルームとしてなど、窓がない居室の活かし方が暮らしのイメージと合っているかを考えてみてください。
「田の字」型3LDKでも角住戸ならば、窓がないという心配もなく、部屋数と快適なリビングの両方が叶えられるでしょう。

One point:「ワイドスパン」型は、間口を活かした開口部になっているか。

明確な定義はないものの、バルコニー側の間口(=スパン)が広く、7m以上ある場合に「ワイドスパン」型と呼ばれます。日当たりや風通しの良さのほか、眺望やバルコニーとの一体感といったことを期待して選ぶ方が多いのではないでしょうか。
当然、バルコニー側の開口部がチェックポイントになります。
一般的には、人が出入りできる掃き出し窓(※)が設置されていますが、間に壁がある2つの掃き出し窓か、間の壁がない4枚の掃き出し窓か。さらには、両サイドを開閉できないFIX窓にしてセンターで出入りする片引き窓(※)や、真ん中をFIX窓にして、左右から出入りする片引き窓もあります。
採光が良く、バルコニーへの出入りがスムーズならと考えれば掃き出し窓で十分ですが、室内からの景観や眺望を望むなら片引き窓がいいでしょう。縦に入るサッシ部分が省かれるほど、室外の見え方はよくなりますよね。
※掃き出し窓とは、窓の下部分が床まである引き違い窓のことで、引き違い窓は、左右にスライドする方式の窓のことです。片引き窓とは、レール上で水平移動させて開閉する窓と、FIX窓を組みあわせた窓のことを指します。

One point:「リビングイン」型は、リビング・ダイニングの使い勝手を考える。

「リビングイン」型は、バルコニーに面してリビングと2つの居室を確保した間取りが一般的でしょう。バルコニー側の間口が広く、ワイドスパンと呼ばれることもある間取りです。
チェックポイントは、リビング・ダイニングの家具配置がイメージできるかどうかです。居室との関係性から、壁が少ない縦長のリビングになりやすいため、ダイニングセットやソファ、テレビなど壁沿いを利用した家具の配置が悩ましいことも考えられるのです。
それでも人気の間取りとなる理由は、メリットの多さにあります。住戸そのものの奥行きが浅いため、廊下の面積が少なくなる分、居住空間の面積が広く取れること。リビングに家族が集まりやすいこと。各居室が日当たりも良く明るいといった点が挙げられます。

One point:各間取りタイプ共通でチェックしたいのは、玄関前のアルコーブ。

近年、中高層のマンションでよく用いられているアウトフレーム工法の場合は、住戸を支える太い柱や梁を外側に出しています。柱の出っ張りを活かしたアルコーブがあるメリットとは、共用廊下から奥まった位置に玄関扉があるため扉開閉時の外部からの視線を避けることができます。扉を開けた際に、共用廊下を歩く人に扉がぶつかるといった心配もありません。また、共用廊下側の居室の前を人が通るときにも距離がとられるため、プライバシーの面でも安心感が高まります。

図面集を読み解くコツは、凡例のチェックから!

広告で目にすることの多い間取り図は、部屋の種類や広さ、ドアや窓の位置・形状などがわかりやすいよう、寸法線(間口や奥行きなど詳細な住戸のサイズがわかる数字)や凡例を取り除き掲載されています。One pointでもご紹介した窓の形状や扉の開閉方向と種類なども確認ができるため、検討の初期段階では十分な情報だといえます。

図面集では、凡例に注目してみてください。小さな文字と見慣れない記号が並び、抵抗感があるかもしれませんが、電気記号といわれる家具や家電の配置を決めるための重要な情報などが示されているのです。
例えば、「ダイニングテーブルはペンダントライトで照らしたい」と思っていても、照明器具を設置できる箇所を表している『シーリング』の記号がなければ照明が設置できません。テレビを置きたい場所に『TVコンセント』の記号がなければ、レイアウトを変えなければならず、空間のイメージが変わるかもしれません。家電の多い場所なら『コンセント』の差込口は2つよりも3つが望ましいでしょう。
図面集とは、具体的な購入を考えて、暮らしをイメージする段階で見逃せない情報が満載なのです。

図面集が入手できたら、ぜひおすすめしたいこと。それは、照明の位置は?コンセントはどこにある?給気口や24時間換気など壁に制約がある箇所は?というように、色分けをしながらチェックしてみることです。
言葉や記号を読み解くことで、実際の生活をよりリアルにイメージすることができます。「暮らしやすそう」と思えたら購入の決め手になるでしょう。

まとめ

住まいの購入は、何度も経験することのない大きな買い物。間取りタイプや部屋の広さだけでなく、日々の生活に欠かせない設備がどのように配置できるのかもしっかりと確認して、買った後に後悔しない住まい選びをしましょう。

新築マンションの図面集は、モデルルーム見学時にもらえることが一般的でしたが、物件ホームページで会員登録などの条件をクリアするとWEB上で入手可能なケースも増えています。

不動産に関するお悩みやお困りごとは、『阪急阪神不動産』にぜひご相談ください。

※2024年2月16日時点の情報になり、今後内容が変更となる可能性がございます。

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