すまいのスタディ

2018.12.21

家を売るのってどのくらいの期間が必要?適度な余裕を持って売却の段取りをした方がいい理由

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今の住まいを売却し、新しいマイホームを購入する「住み替え」。すぐに引っ越さなければならないケースを除き、日常的な仕事や子育てに追われて「まだ大丈夫」と行動開始を先延ばしにしている...なんていう方もいらっしゃるかもしませんね。

でも、家の売却はある程度の期間が掛かるものです。ギリギリに行動を始めた結果、「なかなか家が売れない」と焦ってしまうことも...。

家の売却や目標時期がある程度決まっているなら、早めのアクションをすることが大事です。

家を売却する期間...いったいどのくらいかかるの?

家の売却は不動産会社に仲介を依頼し、買い主を探すところからスタートします。「この家を買いたい!」という人を見つけてもらう段取りが必要です。

必ずしもすぐに買い手が見つかるというわけではなく、そのタイミングは物件ごとに様々。
ケースバイケースですが、平均的には3~4ヵ月で売っている人が多いです。ただ、「不動産会社に依頼する前のリサーチ期間」「売買契約が成立してから引渡しまでの期間」も含めると、半年前後を想定しておくのが現実的かもしれませんね。

早く売れて欲しいときに考えたいポイント

「買い手が見つからずに焦る」という事態は避けたいところですよね。そこで、少しでも早く売るためのコツをおさえておきましょう。

◎売却が得意な不動産会社に依頼しよう

家を売るときには不動産会社に仲介を依頼するのが一般的です。そこで注意したいのが不動産会社選びです。

不動産会社とひとくちに言っても「主な取扱いが賃貸物件」や「不動産開発を主にやっている」「売買の仲介をしている」など、得意としている分野が各社異なります。
家の売却をして欲しいのに、賃貸を中心に営業している業者に依頼すると時間がかかることも...。「家を売りたい」のであれば、たくさんの売却実績がある不動産会社に依頼するのが近道です。

◎高すぎる価格設定は控えよう

住宅ローンの残債があると、売却して得たお金で完済しなければなりません。そのため、残債の価格を考慮して、「○○万円以上で売りたい」と価格設定が高めになることもあるでしょう。また、住み替えでは新たなマイホーム購入の資金に充当するケースもあります。

「少しでも高く売りたい」というのは、多くの人が希望することかと思います。

ただ、気をつけたいのは「高すぎると売れにくい」という点。相場を無視して高めの価格にすると、「この物件は高い」と買い手から注目してもらえないかもしれません。周辺環境も含め物件を第三者目線で見つめ、「価格は適正か?」を判断することが大事です。

住宅ローンを支払い中の家の売却の場合、理想の価格にこだわって長い売却期間をかけている間に出ていくお金も考えておかなければなりません。初めに適正価格で売り出した方が出ていくお金が少なくて済むケースもあるでしょう。自身の判断だけでなく、不動産会社からのアドバイスも参考にして、慎重に価格設定をしましょう。

◎タイムリミットを決めて値下げもイメージしておこう

「なかなか内覧してもらえない」「内覧してもらっても先に進まない」なら、価格を下げることも検討しましょう。ただ、売り出してすぐのタイミングで焦って売り急ぎをするのも考えものです。「この時期までに売りたい」というタイムリミットを考え、なかなか売れなければ少しずつ値下げをしていくのが一般的です。
「この額で売りたい」という理想の価格とともに、「これより値下げはできない」という限度額もイメージしておくのがおすすめです。「問い合わせがあるか」「内覧者はどのくらいか」などの背景も含め、タイムリミットから逆算しながら値下げをしていきましょう。

まとめ

家の売却は、売る前の情報収集や不動産会社への依頼、宣伝活動や内覧の対応など、いくつかのステップを行ってから売却が成立するので、ある程度の時間はかかるものです。
スケジュールに余裕を持ってできるだけ早く行動を起こすことが重要です。

※2018年12月21日時点の情報になり、今後内容が変更となる可能性がございます。