すまいのスタディ

2019.03.12

単身者のマンション購入。選び方とポイント。

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「マイホームを購入する」というと、ファミリーがおうちを買うイメージが思い浮かぶ方も多いかもしれませんね。しかし、近年は単身でマンションを買う人が増えてきているのをご存知でしょうか?
今回は、単身者がマンション購入をするときに知っておきたい「選び方&ポイント」をご紹介します。

単身でもマンションの購入に手が届く

一人暮らし向けの物件が増えていることや、住宅ローンが利用しやすくなったことなど、単身者のマンション購入は年々、身近になっています。

◎単身者向けの物件が増えている

かつては、「マンション購入」というと、ファミリー層が中心でした。そのため、販売されているマンションの間取りは、家族3~4人を想定したものが多かったです。しかし、単身者でマンションを購入する人が増加している近年では、一人暮らし向けのコンパクトな間取りがある物件も多く見られます。

◎頭金っていくらぐらい必要なもの?

マイホーム購入というと「頭金」が心配になる方も多いかもしれませんね。
しかし、最近では頭金は少なめでも住宅ローンの利用が可能です。ただ、頭金が少ない分、借入額が大きくなり、月々の返済額は増えることに注意が必要です。

気になる頭金の額ですが、購入価格の10~20%程度で考える方が多いです。
住宅ローンの返済は、月々の支出に負担がないように設定するのがおすすめです。マンションは、ローンの返済額にプラスして、管理費と修繕積立金が毎月発生します。「ローン返済額+管理費+修繕積立金」も含めて現在の家賃と同程度になれば、賃貸で部屋を借りるときと比べてもそれほど生活が厳しくならずに済みそうですね。

単身者マンション購入のメリット

単身者でもマンションを買う人が増えているのは、次のようなメリットが考えられます。

単身向けのマンションは都心部に多く見られ、アクセスの良さが魅力です。プライベートを充実させたいという働き盛りの人から注目が集まっています。賃貸と比べると、マンションの共用部分が豪華、住宅設備の機能が高いので満足感に繋がりますね。

購入すれば「住宅ローンの返済」、賃貸で住むなら「家賃」という形で、どちらも同じように毎月なんらかの支出は発生しますが、購入の場合、住宅ローンを完済すれば支払いはなくなり、最終的に自分の"資産"となります。

賃貸で住み続けると、仕事をリタイアして年金生活になり収入が減っても家賃は払い続けなければなりません。しかも、なんらかの理由で今の賃貸に住み続けることができなくなれば、別の部屋を借りるのが難しくなるものです。
老後の暮らしに安心感が見えるのも「購入」のメリットの1つと言えるでしょう。

購入するならどんなマンション?選び方のポイント

単身者がマンション購入をするなら、次のようなポイントで選んでいくのがおすすめです。

◎アクセス性や利便性を重視する

毎日の生活は仕事がベースになるので、勤務先への移動のしやすさは重視したい点です。勤務先が変わる可能性があるなら、各方面へ行きやすい交通アクセスの良さに注目しましょう。

また、仕事終わりや休日を充実させるには、買い物や外食に不便を感じない利便性の高さが重要です。将来的に売却する可能性が出たときの売りやすさにも繋がる部分です。

◎間取りの選び方

単身者がマンション購入するときは、1LDKもしくは2LDKなど、1~2人で住めるようなコンパクトな間取りが人気です。ただ、もし余裕があるなら、少し広めの間取りを選ぶのもいいでしょう。購入後に結婚など家族構成に変化があれば、リフォームして住むこともできます。

まとめ

賃貸に住み続けても家賃という支払いが発生します。長年支払い続けるなら「その分をマンション購入に充てる」という考え方をすれば、マンション購入も身近に感じますよね。支払い続けた先には「自分のもの」になるメリットがあるのも嬉しいポイントです。

ただ、マンション購入は大きな買い物であることには変わりありません。単身で購入の際には、途中でライフスタイルが変わることも踏まえつつ、慎重に検討しましょう。

※2019年3月12日時点の情報になり、今後内容が変更となる可能性がございます。