共用施設やサービスに注目してマンション選びをする方も多いでしょう。 "専有部+α"の空間に、中庭や緑豊かなランドスケープ、パーティルームやキッズスペース、スタディルームなど充実した共用施設があるマンションは魅力的ですよね。
大規模マンションは、これらを維持するための管理費負担が、割安な傾向にあることも特長のひとつ。資産価値にも影響する管理・メンテナンスの費用が充分にストックされ、より多彩な施設やサービスを利用できるメリットを考えれば、根強い人気にも納得です。
今回の記事は、進化を続けている共用施設やサービスをピックアップしています。
忙しい毎日のくらしをサポート!
"家族で過ごす時間を有効に使いたい"。仕事や育児で忙しい毎日に、家事の負担を軽くしてくれる共用施設・サービスには興味をそそられます。
◎24時間ゴミ出しサービス
365日・24時間、いつでもゴミ出しできるゴミ置き場。回収日を気にして、朝の忙しい時間にゴミ出しで慌てることがなくなります。住戸内にゴミを溜めておかずに済むので衛生的で、家事効率もアップします。
各階住戸フロアでゴミ出しが可能なマンションもあります。さらに、キッチンシンクの排水口にディスポーザーが設置されていれば、生ゴミを放置せずに済むので、臭いも気にならず清潔空間が保たれます。ゴミの削減にもつながるエコライフができそうです。
◎大型ランドリー室
大型のコインランドリーが設置されていると布団や毛布などをクリーニングに出す手間が省けます。雨が続く梅雨や、気温が上がらず乾きにくい冬、まとめ洗いをして部屋干し...なんて鬱陶しさもない。自分の住戸では、ランジェリーやおしゃれ着などを優先して、厚みあるもの、かさばるものをコインランドリーで同時に洗濯したら時短もかないます。
◎各階宅配ボックス
各住戸専用の宅配ボックスが、各階フロアに用意されます。仕事や外出中に荷物が届いたときも安心で、再配達の手間がかかりません。また、1階共用部に宅配ボックスがある場合、重い荷物を部屋まで運ばなくてはなりませんが、自分の住戸があるフロアなら負担も軽くて済みますね。
「冷凍・冷蔵」の食配が受け取れる宅配ボックスも登場しているので、これから分譲されるマンションでは設置される可能性もあります。
専有部+αの共用施設は働くふたりにやさしい!
近年は、共働き世帯の増加や働き方の変化によりライフスタイルも多様化の時代。テレワークや子育ての環境がマンション内で整うと、オフタイムに余裕ができて、日々の過ごし方の選択肢も豊富になることでしょう。
◎コワーキングスペース
テレワークが定着し、在宅で働く時間が増えていますね。通勤時間がなくなると、時間のゆとりが生まれます。でも、家での仕事は子どもがいると集中しにくい、夫婦でリモート会議が重なり場所に困るといったお悩みも。マンション内にコワーキングスペースがあれば、外でお金を掛けずに集中できる仕事場所を確保できるので便利です。
一人用、二人用といった個室ブースタイプが設けられていたり、各階フロアにWEB会議ができるプライベート空間が用意されているマンションもあります。
子どもの学習場所としても活用できます。
◎敷地内保育・子育て施設
行政主導による認定の保育・子育て関連施設の入居や、学童保育サービスを行うマンションもあります。敷地内で子どもを預けられると、送り迎えの負担が軽くなり、子どもがひとりで帰ってくるときも安心感があります。
同じマンションに住んでいても、子どもの学校や学年が違うと知り合いになりにくいですが、敷地内の子育て関連施設を通じて親同士のコミュニティが生まれるきっかけにもなります。
充実感アップ!あるとうれしいサービス
共用部にWi-Fiが完備されているマンションは増えており、その環境を有効活用したサービスも多彩です。また、コンシェルジュによる従来の共用施設の予約のほか、宅配便・タクシーの手配など特別感のあるサービスも話題となっています。
◎雑誌読み放題サービス
共用部内で、週刊誌・ビジネス・ファッション・旅行誌などの電子書籍が手持ちのスマートフォンやタブレット端末で利用できるシステム。ひとりでゆっくりしたいとき、次の旅行先を探すとき、仕事の調べものなど、さまざまな場面で役立ちます。
◎複合機プリンター完備
ビジネス場面でもペーパーレス化が進んでいる昨今。自宅にプリンターがなくても、マンション内に完備されていたら充分という方もいらっしゃるのでは?必要な時に、その分だけ料金を支払えばいいので、プリンターを置く場所やインクを購入するコストも削減できます。
◎ホテルサービス
複合開発により隣接のホテルサービスが受けられるマンションも登場!ホテル内の施設を割引利用できるなど、記念日やラグジュアリーな時間を過ごしたいときに利用できる居住者限定の魅力的なサービスです。
まとめ
マンションの共用施設やサービスは、特定の居住者ばかりが利用しやすい内容が充実していてもメリットが感じにくいですよね。世代や家族状況、ライフスタイルで求めるものに違いはありますが、"これは便利!"と思える共用施設やサービスのあるマンションを選びたいものです。
最近は、多目的で利用できる共用施設が設けられたり、運営サポートを行う会社と提携してコミュニティ形成やサークル活動を支援するサービスを提供しているマンションもあります。長く快適に住み続けてほしいと願うからこそ、マンションを供給するデベロッパー側も新しい共用施設やサービスの提供に試行錯誤を続けています。
マンション選びでは、立地や専有部、価格だけでなく、共用施設やサービスによってくらしにどんなメリットがあるかにも注目してみてください。
▶関連記事
便利で快適な暮らしが実現!マンションの人気設備についてご紹介!
不動産に関わるお悩みやお困りごとは、『阪急阪神不動産』にご相談ください。
※2023年12月15日時点の情報になり、今後内容が変更となる可能性がございます。