すまいのスタディ

2020.07.09

スッキリ暮らそう! 収納アイデアを場所別に紹介

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快適な住まいを実現したいと思うなら、必要な物以外は置かないようにすることが大事ですよね。そんなときに大切になってくるのが収納スペースです。そこで、今回は、物であふれがちな玄関、リビング、キッチンの3つの場所について、おすすめしたい収納アイデアをご紹介します。場所に合った収納アイデアを取り入れて快適な暮らしを実現しましょう。

取り入れたい、玄関の収納アイデア

内と外の境目となる玄関に置くものというと真っ先に思い浮かぶのが、靴ですよね。しかし、靴も1足ではないし、ほかにもさまざまな物が玄関の収納候補として挙げられます。

通勤・通学用の靴、ふだん使いの靴、スポーツシューズ、雨用の靴、サンダルやブーツのようにシーズン限定の靴など。それも、家族の人数分が玄関に集まります。
そのほか、傘、ベビーカー、自転車など、家の中には持ち込めない物を玄関先に置いておく人も多いのではないでしょうか。来客時には、脱いだコートをかけられるスペースが玄関にあると便利ですよね。

これらをすっきりまとめて収納できるアイデアには、次のようなものがあります。

土間収納・シューズインクロゼット

「土間収納」「シューズインクロゼット」は、玄関にしつらえた、靴のまま入れる収納スペースのこと。玄関横の小部屋のようなイメージで、「シューズクローク」と呼んだりもします。

スペース内部の設計は、自分たちのライフスタイルに合わせてさまざまに工夫でき、靴を整理する棚をはじめ、傘やコートをかけるためのポールを設置することも可能です。広さが十分に確保できるのであれば、ベビーカーを折りたたまずに収納したり、自転車やゴルフバッグ、ガーデニングの道具を置いたりすることもできます。ついつい玄関先に置いてしまいがちなものをまとめて収納できるので、玄関がスッキリします。

スペース内に照明をつければ夜でも安心して使えますし、コンセントや、ニオイや湿気対策として換気用の窓や換気扇をつけておくと、より重宝します。

ビルトインガレージ直結型収納

ガレージをビルトインタイプにして玄関と行き来できるようにして収納スペースも設けるというアイデアで、基本的な考え方は土間収納と同じです。

スペースが玄関に近いほうに靴や傘、コート類の収納スペースを設け、ガレージ側にベビーカーや自転車などを置くようにすれば、土などで汚れたものを収納するときも気になりません。玄関とガレージが直結していれば、雨の日も助かりますね。

リビングの収納アイデア

家族全員が集うリビング。その分、新聞や雑誌、脱いだ上着、通勤や通学に使ったバッグやランドセルのほか、子どもが持ち帰ったプリント、家電用品の説明書、ペンやメモ、爪切りなどの小物まで、いろいろなものが置かれます。そんなリビングをスッキリさせるアイデアには、どんなものがあるでしょうか?

階段下収納

階段下は、天井が斜めになってしまいますが、意外と広いスペースが確保できます。ここを収納場所として使うというアイデアです。ポールを渡してコートがかけられるようにすれば、来客時にも便利。

そのほか、読み終えた新聞や雑誌、スポーツ用品、災害時に備えた防災グッズ、扇風機やヒーターのように使う季節が限られているもの、掃除機なども収納できますから、棚の設置など、工夫次第でリビングがスッキリ片付きます。

ウォークインクロゼット

自由に出入りできるウォークインタイプのクロゼットをリビングに設置するというアイデアです。

衣類やバッグをまとめて収納しておけば、朝、起きてきたときも帰宅したときも、この中へ直行すればOK。脱いだコートや上着をかけておくことはもちろん、スペースを広く取れば着替えも中ですませることができます。幼稚園や保育園、小学校低学年のお子様も、通園バッグやランドセルを放り出さずにすみますね。

ティッシュペーパーの買い置きや救急箱、アイロンなどの生活用品を収納しておいてもよいのではないでしょうか。

キッチンの収納

調理器具や調理家電、食材、調味料、食器など、キッチンも物があふれやすい場所です。人気のカウンタータイプのキッチンの場合、きちんと片付いていないと、その状態が丸見えになってしまうことも......。そんな悩みをすっきり解決してくれるアイデアです。

キッチンパントリー

キッチンパントリーは、食品を収納しておくスペースのこと。かつてキッチンの主流となっていた床下収納ではなく、壁面などを利用した専用倉庫のようなイメージです。常温で保存可能な買い置きの食材、飲み物、調味料などが整理整頓できて、とても便利です。

ペットボトルを箱単位で買ったり、長期保存できる食品をまとめ買いしたりといったときも、キッチンパントリーがあれば収納に困りません。

背面収納

背面収納は、文字通り、自分の背中側に収納スペースを設けることです。例えばカウンター式のキッチンなら自分の背後にある壁を収納スペースとして利用するということです。

どのような設計にするかは、家族の人数やライフスタイルにもよりますが、全面を収納スペースにすれば、食器はもちろん、調理器具、たまにしか使わない調理家電、食品ストックなども収納することができます。流しやコンロで作業をしているときも、振り向けばすぐに必要なものが手にできてムダな動きがありません。

紹介した収納アイデアをぜひ参考にしてみてくださいね。スッキリさせたい玄関、散らかりがちなリビング、キッチンのお悩みも、解決できるかもしれません。

不動産に関するお悩みやお困りごとは、『阪急阪神不動産』にぜひご相談ください。

※2020年7月9日時点の情報になり、今後内容が変更となる可能性がございます。