親から相続して誰も住んでいない家など、空家になってしまった物件を所有している場合、今後どうすべきかと悩んでいる所有者の方も多いでしょう。
そんな方には、ここ数年よく耳にするようになった、「リバースモーゲージ」という手法が役立つかもしれません。今回は、リバースモーゲージを利用した空家の活用方法についてご紹介します。
そもそもリバースモーゲージとは?
リバースモーゲージとは、持ち家を担保に入れて、金融機関から融資を受ける手法のことをいいます。
例えば、一般的な住宅ローンであれば住宅購入資金として金融機関から融資を受け、返済期間中は元金と利息を返済していきます。
一方、リバースモーゲージの場合、返済期間中は利息のみを返済し、借入人が亡くなった際に担保に入れた持家を売却することで、借入れた元金を全て返済します。(ただし、借入金を自己資金で返済する場合は、担保に入れた不動産を売却する必要はありません。)
資金使途に制限はなく、国内・海外旅行の費用、趣味や教養のための資金、住居のバリアフリーやリフォーム費用、家族の結婚・出産祝い、子や孫への生前贈与資金、有料老人ホームへの入居費用、介護費用や急な入院費など不測の事態が起きた時でも、安心して自由に使うことができます。
そのため昨今では、公的年金のプラスアルファの生活費として、リバースモーゲージが注目され始めています。
阪急阪神の空家サポートにおけるリバースモーゲージ活用方法
現在暮らしている「住まい」ではなく、阪急阪神の空家サポートでは、「空家」を担保に入れてリバースモーゲージを活用し、資金を調達することができます。
ケース1:調達した資金で空家を活用する方法
・災害で破損した空家をリフォーム(修繕、改装)する
・空家の維持管理費(空家管理、植木剪定、家具の処分等)を確保する
・空家を解体して、駐車場経営に切り替える
ケース2:調達した資金で住んでいる自宅(≠空家)の居住環境を向上させる方法
・自宅のリフォーム資金に充当する
・新築マンション購入資金に充当する
上記のようにリバースモーゲージによる資金調達で、これまでになかった選択肢の幅が自ずと広がります。
綺麗に修繕した空家の賃貸経営や、空家解体後の駐車場経営での収入アップ。新築住宅の購入や利便性の高い場所への住み替え、今暮らしている自宅のリフォームやバリアフリー化を行うことによって、日々の暮らしの向上が更に見込めることでしょう。
まとめ
今回は、空家の活用方法のひとつ、リバースモーゲージについてお伝えしました。
空家をどのように活用すべきか悩んでおられる方にとっては、自由に使える資金を調達することが現実可能なおすすめの方法です。
まずは阪急阪神の空家サポートまでお気軽にご相談ください。
※2019年6月27日時点の情報になり、今後内容が変更となる可能性がございます。