家族に赤ちゃんを迎える予定があるプレママ&プレパパ、そして赤ちゃんを迎えたばかりの新米ママ&パパにとって、これからの暮らしは"赤ちゃん中心"。
二人だけの生活とは違った楽しみが増える一方で、赤ちゃんが安心して過ごせるような部屋づくりの工夫が必要です。
今回は、楽しく子育てができるように、赤ちゃんの成長段階に合わせた部屋のインテリアについて考えてみましょう。
新生児の赤ちゃんと暮らすお部屋づくり
生まれたばかりの赤ちゃんの生活は、基本的に寝てばかり。"スヤスヤ"という表現がぴったりの寝顔を見ると、パパとママも幸せになりますね。
そんな新生児と過ごすお部屋づくりは、どんなポイントに気をつければいいでしょうか?
◎授乳やおむつ替えに使えるスペースの確保
一日の半分以上の時間を寝て過ごす新生児ですが、そんな中でも必ず必要なのがおむつ替えと授乳。窮屈な思いをさせながらお世話をすることのないよう、しっかりとスペースを準備しましょう。
◎動かなくても目の届くところに寝かせるスペースを作る
寝てばかりとはいえ、生まれたばかりの赤ちゃんを別室に寝かせて目を離すわけにはいきませんよね。家のなかには「日中の就寝スペース」と「夜間の就寝スペース」と2か所、赤ちゃんの居場所を作っておくと育児がスムーズです。
◎赤ちゃんが安心&快適に眠れる配置
自力で体を動かせない赤ちゃんに物が落ちてしまうと大変!本棚やタンスのそば、洗濯物を干している下を避け、赤ちゃんの就寝スペースの場所には注意しましょう。
また、夏場や冬場にエアコンの風が直接あたらないように意識しましょう。
はいはいが出来るようになったら
赤ちゃんの成長スピードは早く、ずりばい、はいはいで動けるようになるのはあっという間です。
◎早ければ生後6カ月くらいから「はいはい」
生まれてから数か月は、手足をバタバタさせたり寝返りを打つ程度の動きしかしないので、行動範囲は狭いです。しかし「はいはい」できるようになると動きも一気に活発になります。
赤ちゃん自身は危ないものの区別がつかず、移動しながら頭をぶつけて大泣き...なんていうことも少なくありません。家具の配置に気をつけ、衝撃をやわらげるために、テーブルや家具の角にコーナーガードをつけるなどの工夫をしましょう。
◎床を清潔に保つ
はいはいで移動するとき、体を床にべったりつけるスタイルになるので、床は綺麗に保ちましょう。赤ちゃんはなんでも口に入れたがるので、誤飲の危険があるものを床の上に置くのもNGです。
また、手やひざだけで動く赤ちゃんがフローリングで滑ることも...。カーペットやマットなど、滑りにくい床に変えると安心ですね。
たっちができるようになったら
「はいはい」から「たっち」と、赤ちゃんの行動範囲が広くなる時期には、さまざまな注意が必要です。
◎行動範囲を制限することも大切
生後9~10か月くらいにはつかまり立ちができるようになる子が多いです。「たっち」ができるようになると赤ちゃんの視界が広がり、興味を持つものが増えます。テーブルや家具を利用しながらアクティブになり、次第に伝い歩きができるようになると目が離せなくなります。キッチンへの侵入にも注意。調理中に赤ちゃんが来ると危ないので、ベビーゲートを利用して行動範囲を制限しましょう。
◎段差や死角に注意
大人ではまったく支障のないちょっとした段差も、赤ちゃんにとっては「ぶつかる」「落ちる」など、ケガのリスクがあります。赤ちゃんを迎えるにあたって段差を取るリフォームもいいでしょう。
ソファーは低めのタイプを選び、背後に赤ちゃんが隠れないように死角を作らないような配置をしましょう。
◎家具や家電の見直し
行動範囲が広がると、赤ちゃんは家具や家電に興味津々の毎日。手の届く高さの家具の引き出しや扉はストッパーをしておきましょう。家電は、チャイルドロックをしておくと安心です。
赤ちゃんを迎えるタイミングでの間取りの見直し
リビングの隣の部屋を「赤ちゃん専用ルーム」にできれば、目が届きやすくなって安心です。壁を取り払って一続きの部屋にすれば、赤ちゃんが常に視界に入るようになります。いずれ歩き出すことも考え、段差を解消しておくのもおすすめです。
赤ちゃんを入れやすいような広めのお風呂にリフォームするのもいいかもしれません。滑りにくい床にして、転ばないように配慮してみてくださいね。
また、賃貸で暮らしているのであれば、赤ちゃんを迎えるタイミングで「子育てしやすい住まい」を購入し、これからの育児を安心へと変えられる方法のひとつです。
まとめ
最初は寝てばかりの赤ちゃんも数か月後には、はいはいやつかまり立ちで動き出すようになります。
「ケガをしないかな?」「大丈夫かな?」と、心配する毎日になってしまいがちです。そんな不安な気持ちを和らげるためにも、成長に合わせた間取りや家具の配置を見直すことが大事です。
赤ちゃんの健やかな成長を見守るためにも、住まいに目を向けてみてはいかがでしょうか。
※2019年3月5日時点の情報になり、今後内容が変更となる可能性がございます。