すまいのスタディ

2018.12.21

「賑わいの"都心"」と「のどかな"郊外"」それぞれの魅力って?

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家探しを始める際に早めに進めておきたいのがエリア選び。
どこの街に住むか、というのは毎日の生活に深く関わるので、無視できないポイントです。大きく分けて「都心」か「郊外」かで迷う人も多いでしょう。
都心は賑やか、郊外は落ち着いている...という言葉のイメージだけではなく、それぞれの特徴を再確認してみることが大事です。
今回は、「都心」「郊外」のそれぞれの魅力に迫ってみました。

都心部に住む魅力

まずは、都心に住んだときの魅力を考えてみましょう。

◎便利な暮らしが期待できる

「都心暮らし」と聞いてすぐに頭に浮かぶのが交通の便の良さ。
公共交通機関が充実しているので、移動が楽になります。電車やバスの本数が多いことから、朝の起床時間や家からの出発時間にも余裕が持てます。また、仕事帰りの夜間の交通もスムーズ。残業などで帰りが遅くなっても帰宅手段があるのが魅力です。

◎資産価値をキープできる

商業施設や娯楽施設など、買い物や趣味の時間を楽しめる便利な都心。「交通面」「買い物環境」など、日常に欠かせない利便性が凝縮されている便利な環境は、資産価値が高くなる傾向にあります。

◎シニアにも人気

若い層に人気があるイメージの都心ですが、最近はシニア層が住み替えで"終の棲家"として選ぶエリアとしても注目度が高くなっています。
また、商業施設が近く歩いて行ける、病院がたくさんあって通いやすいなどの点も魅力的です。子供が巣立った後、自分の時間を賑やかな都心で楽しく便利に暮らしたいと考えている人も多いのではないでしょうか。

郊外に住む魅力

一方、郊外に住む魅力についてです。

◎自然が身近に感じられる

高層ビルに囲まれた都心と比べると、住宅街が広がるのが郊外の特徴です。郊外と言っても立地によって異なりますが、「家の近くに自然公園がある」「車を走らせれば川や山」など、草木や花々など"自然"を日常的に感じられるでしょう。

◎間取りが広い

郊外は、建物が密集した都心部に比べて、マンション・一戸建てのどちらも間取りが広めにとりやすい傾向にあります。

「ファミリー向け」の広い間取りが充実した郊外型マンションなら、子育て中の家族も多く住んでいます。同じ状況の人と知り合いになりやすく、子供の友達も増えそうですね。近隣に商業施設があるような利便性が高いマンションも見られます。

◎ファミリー向け施設の充実

都心と比べるとお店の数は少なくなりますが、最近は郊外型のショッピングモールなども多く出店しています。郊外にはファミリー向けの施設も多い傾向にあり、日常的なお買い物などに困ることはありません。

生活をイメージしながら選ぼう

「都心か?郊外か?」は、単に魅力だけ比べるよりも、家族みんなの生活をイメージしながら選ぶことが大事です。

都心は利便性が高く、「通勤に長い時間を費やしたくない」「賑やかでアクティブな生活がしたい」と思う人に向いているといえます。小さい子供を育てているファミリー層では、のびのびできる郊外というイメージがありますが、子供の中学、高校、大学...という先までの教育を期待しているなら、文教地区と呼ばれるような教育施設が整った都心エリアも選択肢に入るかもしれません。

一方、郊外は「落ち着いた環境で暮らしたい」「広い間取りに住みたい」という人に向いているでしょう。ファミリー層が多く住む郊外は子育てにも向いています。

住まい選びでは、現時点の暮らしに加え、将来的な働き方や家族の暮らしを見据えて考えることが重要です。

まとめ

「都心」「郊外」には、それぞれ魅力がたくさんあります。どんなポイントを重視するかによって、選び方が変わるので家族の形にあわせてエリアをじっくり考えましょう。家族のライフスタイルは年々変わります。今現在の暮らし方ももちろん大事ですが、将来的なことも想定してみるといいでしょう。
家族が幸せな笑顔でいられるような"理想の暮らし"を見据えて、エリア選びをしてみてくださいね。

※2018年12月21日時点の情報になり、今後内容が変更となる可能性がございます。