阪急阪神と暮らす街

2025.01.10

《兵庫・西宮北口》

歌で、言葉で、声でつながる。音楽があふれる、西宮北口の街。

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〈特集〉 この街この人
北野 真由子さん

ボーカリスト/シンガー、『ボーカルサロン キタノ』主宰、『さくらFM』パーソナリティ
1974年大阪生まれ。大阪音楽大学(音楽学部音楽学科声楽専攻)を卒業後、大阪市立科学館や渋谷西武百貨店などで勤務しながら、音楽活動をスタート。2006年より『ヤマハ大人の音楽教室』の講師となり、ボーカル、ゴスペルコーラス、シニアのための健康と音楽のコースを担当。15年間勤務したのち2021年に独立、2023年『ボーカルサロン キタノ』を設立する。その間も演奏活動は継続し、『LALALAにしきたミュージシャンコンテスト』グランプリ( 2012年)、『神戸新開地ジャズヴォーカルクィーンコンテスト』入賞( 2015年)など、シンガーとしての実績を積み重ねていく。ボーカル教室や自身のライブ活動に加え、2023年春からは、西宮市のコミュニティFM局『さくらFM』で西宮北口にフォーカスした番組『LALALAにしきた90分』のパーソナリティとしても活躍中。

2023年から月1回のラジオパーソナリティに挑戦。心を込めて「声を届ける」

「秋深き 隣は何を する人ぞ...」。
西宮市の『さくらFM』で毎月第4木曜の夜8時30分から始まる生放送ラジオ番組『LALALAにしきた90分』。取材に訪れた2024年10月24日のオープニングは、『奥の細道』で有名な松尾芭蕉の俳句が詠いあげられました。その声の主であるパーソナリティ・大芝右近さんと共演しているのが、関西を中心に活躍するボーカリスト/シンガーの北野真由子さんです。季節の所感やお互いの近況報告などの軽妙なトークのあと、リスナーからのメールやリクエスト曲を紹介する北野さんの、やさしく朗らかでハリのある声。引き込まれるように、聴き入ってしまいます。

オンエア前にマイクテストを行う北野さん
北野さんは、もともとラジオを聴くのが好きで、自宅や車で流すのはテレビやCDよりもラジオだったそう。「だけど、自分が出演する側になるとは思いませんでした。おしゃべりのプロではありませんが、歌うときの延長のつもりで、声で届ける気持ちを大切にしています」。

さくらFMは、西宮市や同市内の事業所などが出資して1998年春に開局したコミュニティFM局です。周波数は78.7MHz。周辺地域のラジオで受信できるほか、同局公式サイト(*)などを通してインターネットで聴くことができます。放送内容は市民生活に密着した身近なニュース・情報や、リスナー参加で楽しく盛り上がる番組などのほか、西宮市・芦屋市からは市政情報をはじめ、台風や大雨などの緊急放送、イベント案内などをオンエア。放送開始13年目になる『LALALAにしきた90分』は、音楽イベントのプロデュースなどを手がける大芝さんが企画・構成から携わっています。

*さくらFM(インターネットサイマルラジオ)... https://www.jcbasimul.com/sakurafm

放送前にディレクター、大芝さんと打ち合わせ
大芝さん(右)、担当ディレクターの山内さん(中央)と放送前の打ち合わせ。リスナーからのお便りを読んだり、タイムスケジュールや進行の注意点を確認。
放送ブース内の北野さん
「生放送なのに、緊張しないんです(笑)」と北野さん。山内ディレクターによると、「北野さんが出演するようになって、番組がやわらかな雰囲気になりました」。
大芝さんとともに、この日のゲストと和やかな事前打合せシーン
毎回、西宮を拠点に活動しているさまざまな分野のゲストが登場。この日のゲスト、「訪問看護ステーション りん」所長の長谷川さん(右)は、大芝さんと旧知の仲。打ち合わせでも本番さながらのユニークなやりとりが繰り広げられ、笑いが絶えない和やかな雰囲気に。
この日のタイムスケジュール表を手に
ゲストコーナーや北野さんの「気まま旅」コーナーなど、タイムスケジュールは大芝さんが作成。お便りやリクエスト曲も数日前に確認して本番に備える。
大芝さんと生歌コーナーの練習
生歌コーナーのリハーサルは、お二人とも事前練習が万端なのでさっくりと。北野さんに歌ってほしい歌やリスナー好みの曲を、主に大芝さんが選んでいるそう。

この番組を協賛する『西北活性化協議会』の事務局長も務めている大芝さんは、「僕だけだと苦みの強いコーヒーのような番組になるけど、真由ちゃんがまろやかなカフェオレにしてくれているんです。聞き上手で、ゲストを乗せるのもうまい!」。そんな賛辞に、「大芝さんの豊富な経験やお人柄にゆだねて、気楽にやらせていただいています。少しでもリスナーの皆さんにほっこりしてもらえる番組になればと願って。私自身はこの番組を通して、もっとMC力を磨きたいですね(笑)」と北野さん。自分の"声"を人に届ける......。本業であるボーカリスト/シンガーにも通じるラジオパーソナリティの月イチの仕事は、北野さんの生活に軽快なリズムを奏でています。

出演者、ディレクターが揃い、番組の本番スタート
いよいよ夜8時30分、生放送がスタート! 大芝さんの気さくなおしゃべりに、ブース内は和気あいあいとしたあたたかいムードが漂う。北野さんはいつも新鮮な気持ちでゲストの活動やエピソードを聴き、生のライブ感を楽しんでいるのだそう。

この日の放送では、西北活性化協議会が主催し、毎年実施している『LALALAにしきたミュージシャンコンテスト'24』の話題を紹介していました。北野さん、じつは2012年の同コンテストに参加し、見事グランプリを受賞。2年前からは審査員を務め、その縁で大芝さんから"ラジオ番組のパートナー"として白羽の矢が立ったというわけです。番組の終盤には大芝さんが自らギターを弾き、北野さんが生歌を披露する名物コーナーも。この日の楽曲は1968年発売の『長い髪の少女』。リスナーは50~70代も多く、懐かしいグループサウンズや昭和歌謡などを中心に選曲しているそうです。

「LALALAにしきたミュージシャンコンテスト'24決戦」受賞者の集合写真
2024年11月1日に開催された『LALALAにしきたミュージシャンコンテスト'24決戦』では、予選を勝ち抜いた8組のミュージシャンによる熱戦の結果、3組に各賞が授与。写真左から、にしきた特別賞『たぬきのたすき』、グランプリ『稲田心楽』、審査員特別賞『音を紡ぐ』(敬称略)。
同コンテストグランプリの稲田心楽さんの演奏
'24決戦でグランプリを受賞した稲田さんのステージ。"西宮を音楽の街に"を合言葉に毎年開催されるこのコンテストには、個性豊かなミュージシャンが多数参加。
2012年『matoca』としてグランプリ受賞の北野さん
2012年にアコースティックデュオ『matoca』として出場し、グランプリを受賞した北野さん(写真右)。翌年2月の記念コンサートにも出演した。

歌が好きな人たちが集える場をつくって、音楽ライフと自己表現をサポート

現在、北野さんの活動の拠点となっているのが、2023年に設立した『ボーカルサロン キタノ』です。それまではライブハウスなどを借りて生徒さんにレッスンを行っていましたが、西宮北口駅からほど近い住宅街に新築された音楽専用マンションの一室をボーカル教室として使用。防音完備なので安心してピアノ演奏やマイクで歌うことができます。「"西北(にしきた)"は、私も生徒さんも通いやすく、最適な立地とタイミングでした」と北野さん。

『ボーカルサロン キタノ』で生徒に歌唱のレッスンをする北野さん
この日最初にレッスンに訪れたのは、ご近所にお住まいのKさん。「西北居住歴56年です(笑)。友人に誘われたライブに真由子さんがいて、ボーカル教室をやっていると聞き、私も歌ってみたいとレッスンに通うようになったんです」。入会金なしで都合のよい日時・回数を選べるワンレッスン制の気軽さも人気の秘密だとか。

このサロン最大の魅力は、北野さんのおおらかなレッスン法です。ポップス・ジャズ・ミュージカル・歌謡曲など、ジャンルにとらわれずライブやイベントに多数出演してきたシンガーとしての活動実績と、ヤマハ音楽教室での15年にわたる講師経験を生かした専門的な指導が持ち味。ナチュラルな呼吸法や発声などの基礎トレーニングと、生徒さんが歌いたい楽曲の歌唱を組み合わせ、「歌の上達や声の若返り、身体機能向上にもつなげて、"楽しく歌う"ことを習慣として身につけてほしいんです」と話します。

電子ピアノを弾く北野さんの手元
生徒は市内にお住まいのシニア層が中心。中には「ミュージカルのオーディションを受けたい」という小学生や、「学祭でステージに出演する」という大学生も。
歌唱する生徒に笑顔で声を掛ける北野さん
常に一人ひとりの希望や適性に合わせたレッスンを心掛けているという北野さん。Kさんは「お腹から声を出す発声法を教わって、歌っても疲れなくなりました」。
レッスン終了後、生徒とお茶を飲み談笑する北野さん
レッスン後、お茶を飲みながら歓談。近所にできた新しいお店のことや推し活中の俳優の出演作など、話題は尽きません。「レッスンに盛り込んでいるカウンセリング要素は、大学の教職課程で学んだ教育心理学やヤマハ在籍時の先輩の教えが役立っています」。

北野さん自身が音楽と関わることになった原点は、ピアノを習い始めた小学5年生の頃。小6で友だちと一緒に合唱同好会に参加し、先生に見い出されてソロパートを与えられ、いつしか歌うことに夢中に。中学からも同じ先生の声楽レッスンを受け、高校ではミュージカル部に所属。「『サウンド・オブ・ミュージック』のジュリー・アンドリュースに憧れましたね。今もミュージカル音楽が大好きです!」。

大阪音楽大学ではクラシックをメインに、卒業後はジャズやポップスも学んできたという北野さん。何でもこうすべきだとカテゴライズしてしまわず、思うまま自由に。「好きな歌を、気持ちよく歌う」という体験と実感を、生徒さんにも伝えているそうです。


北野さん自身のライブ活動は、西宮北口駅近くのライブハウス『RJ&BME❜S』(愛称"RJ")での定期ライブをはじめ、友人のバンドのライブなどにボーカリストとして招かれたり、イベントに出演したり。シンガーとして、ボーカル講師として、歌声が途切れることのない日々。「思えば私にとって、幼い頃から音楽は身近な存在でした。父が洋楽のレコードをかけて、母が鼻歌を歌いながらお弁当をつくってくれていたのを思い出します」。

ライブハウス『 RJ&BME'S 』での北野さんのライブシーン
2024年7月に催された『RJ&BME'S』でのバースデイライブの様子。20年来の音楽仲間『レールサイドジャズクラブ』の演奏で、ジャズのスタンダードナンバーや歌謡曲などを熱唱。同バンドメンバーとは、奇数月の最終土曜日に尼崎市・武庫之荘にある『アダージョ』でもライブを定期開催。
交流のあるバンドのライブにボーカルとして参加する北野さん
交流のあるインストバンドに招かれ、バンドがレギュラー出演するスパホテルでのライブにボーカルとしてゲスト出演。「イベントなど演奏の依頼があれば各地に出向いています」。観客のニーズや年齢層に合わせてジャンルや選曲もさまざま。民謡やアニメソングを歌うことも!

そして、サロンの生徒さんや地元の人たちとの集いの場が、北野さん主催のイベント『まゆこランド』です。"RJ"で毎月第4日曜に開催するようになり、もう10年を迎えるとか。レッスンの成果を披露し合ったり、新たな交流が生まれるなど、アットホームな参加型音楽イベントとして浸透。この日のために練習に励み、「まゆこランドが生きがい」というほど心待ちにしている人もいるそうです。

10月27日『まゆこランド』でのワンシーン
2024年10月27日に開催された『まゆこランド』では、ハロウィーンが近いせいか仮装姿の人も。仲間同士でのコラボ歌唱もあり、大いに盛り上がった。
10月27日『まゆこランド』での集合写真
10周年を迎える『まゆこランド』は、「初心者からベテランまで、音楽を通してお一人おひとりの人生ドラマを垣間見られるところが魅力ですね」と北野さん。

大阪で生まれ育ち、結婚後は西宮や関東での生活も経験した北野さん。関西へ戻ってくるとき「やっぱり西宮がいいね」と夫婦の意見が一致し、市内の新築マンションを住まいに決めたそうです。その自宅は、余分なものが一切目に入らないすっきりとしたミニマムな空間。「夫も私も整理整頓が得意なほうで、部屋が片付いていると落ち着くんです。年齢を重ねるうちに、モノを増やさない、必要なものは厳選する知恵が身につき、そんな暮らしが心地よいと思うようになりました」。

自宅のリビングでくつろぐ北野さん
自宅でのコーヒータイムは、座卓に脚を付け、塗り直しのリペアを行ったダイニングテーブルで。会社員のご主人はパーカッション奏者としても活動しているので、二人が自宅ででも練習できるよう、防音室も用意したのだそう。
大きさ、種類別に整頓された食器棚
よく使う食器は下段に、種類やサイズ・色ごとに整理整頓されたカップボード。「器の数は必要最低限。中には祖母の代から使っていた、大切な器もあります」。
余分な物のないシンプルな居室
生活用品が片づけられた見事なミニマム空間! 「訪れた友人に『モデルルームみたい』とよく言われますね。ここで生活して、もう18年目になるのですが(笑)」。

『整理収納アドバイザー準1級』の認定講座を受講したこともあるという北野さんですが、「片付けは好きだけど、じつは収納上手ではないんです。収納アイテム内にきれいに並べる=モノがますます増える、というふうになりがちなので...」。山登りや土いじりなど夫妻共通の趣味で休日を過ごすことも多く、「まとまった休みが取れたら、どこへ行こう、どの山に登ろうと相談して決めます」。数年前からは近所の菜園を借りて野菜を育て始め、サラダや鍋料理など、新鮮な野菜たっぷりの料理が食卓をにぎわしています。

ほどよい都会の便利さと、緑や小川のきらめき。西宮北口は居心地のよい街

自宅から仕事先である『ボーカルサロン キタノ』までは、自転車で10数分。季節のよい時期や時間に余裕があるときは、のんびり徒歩通勤することもあるそうです。「西北の住宅街には小さな神社もいくつかあって、出勤途中にお参りすることも。「特に信心深いわけではないのですが、登山帰りにも麓の神社には必ず立ち寄り、無事下山できた感謝を込めて手を合わせています」。

西宮北口の街並みを歩く北野さん
『ボーカルサロン キタノ』から上昭和橋を渡り、西宮北口駅方面へ。「レッスン前後のランチは、飲食店やコンビニがたくさんあるので困りません」。街なかを南北に流れる津門川(つとがわ)は、季節によってイルミネーションや鯉のぼりが川面を彩ることも。

自身のライブ活動の拠点であり、月イチの『まゆこランド』も開催している『RJ&BME❜S』は、西宮北口駅からすぐという立地もあって、プライベートでもよく訪れるお店です。このライブハウスの存在を20年ほど前に知って以来、マスターの多田さんとは気が置けない音楽仲間に。ライブハウスには珍しく完全禁煙のうえ、マスター手づくりの料理がおいしいのも大きな魅力。シニア世代の生徒さんたちを含む幅広い年齢層のお客さんたちも、すっかりこの店とマスターのファンになっているそうです。

お気に入りの店『 RJ&BME'S 』でひと息つく北野さん
小さなビルの3階にある『RJ&BME'S』は2001年オープン。階段を上がり、真っ赤な扉を開けて中に入ると、同じく鮮やかな赤い壁に囲まれたステージがお出迎え。店名は、多田さんが敬愛するブルースマンのロバート・ジョンソン(RJ)ほか、好きなミュージシャンの名にちなんで。
『RJ&BME'S』のマスター多田さんと談笑する北野さん
音楽ではジャンルの垣根をつくらない考え方に共鳴しているお二人。北野さんを「RJの歌姫と呼んでいます」と笑う多田さん(左)と、笑顔で応える北野さん。
『RJ&BME'S』の名物オムライス
じっくり煮込んだオリジナルソースが自慢の『オムライス』880円。多田さんは生まれ育った『北口本通り商店街』が震災で被災し、仮店舗で居酒屋を営業した経験も。

西宮北口駅周辺には、緑を身近に感じられ、ひと休みできるベンチを設置した公園がいくつかあります。駅南東口から歩いて3分ほどの『高松ひなた緑地』もそのひとつ。「阪急西宮ガーデンズで買い物をした後に何気なく立ち寄ってみたら、思いのほか気持ちのよい場所で、お気に入りになりました」と北野さん。なるほど、通りに面して向かい合うガーデンズのにぎわいや駅構内の喧噪とは一線を画し、普段は人の出入りも多くなく、静かなやさしい時間が流れています。

『高松ひなた緑地』の入口
樹木や花壇が整えられた『高松ひなた緑地』。緑地内に交番があり、自転車など車両は立ち入りできないので、安全かつゆったりと散策が楽しめる。
『高松ひなた緑地』内に移設されたダイヤモンドクロス
『西宮北口ものがたり』パネルの前には、沿線住民に長年愛された西宮北口駅のかつてのシンボル『ダイヤモンドクロス』(平面軌道交差)の一部が移設されている。
緑いっぱいの『高松ひなた緑地』を歩く北野さん
子どもの頃から歌と向き合ってきた北野さんは、学生時代はテニスやバレー、バスケットボールなど、身体を動かすことが好きだったとか。のびやかな歌声の秘訣は、散歩やトレッキング、野菜主体の食事など、健康的なライフスタイルにもありそう。

大きな被害を受けた阪神・淡路大震災を経て、現在の西宮北口周辺は阪急西宮ガーデンズをはじめ『兵庫県立芸術文化センター』などの複合施設が建ち並ぶ再開発が進み、ここ30年で大変貌を遂げました。ショッピングからグルメ、映画・芸術鑑賞までが駅周辺で完結し、より便利で住みやすい街として全国的にも知られるように。阪急電車の大阪梅田、神戸三宮、宝塚各駅のほぼ中間地点だから、どこにでもアクセスしやすいのも人気のポイントです。「都心部ほどの人ごみや気取りがないお洒落なテイストに、自然がほどよく調和していて、働くにも暮らすにも居心地のよい街ですね」と北野さんは話します。

『高松ひなた緑地』のベンチに腰掛ける北野さん
緑地のすぐ隣には、魅力的なショップや飲食店などが集結した『阪急西宮ガーデンズ』が。日用品からギフトまで買い物スポットとしてよく利用しているという北野さんは、「館内のインテリアショップや雑貨店をのぞくのが大好き。かわいいな~と見てまわるだけで心が満たされます」。

【 私が暮らす街 <西宮北口> 】

出会った人との縁を大切に育て、この街に元気な歌声を響かせたい。

ボーカルサロンの設立、初のラジオパーソナリティと、私にとってこの2年はとても大きな転機となっていて、人生の新たなステージが動き出した感じがします。『LALALAにしきた90分』は、『さくらFM』のスタッフの方々や大芝さんの長年の努力で、熱心なファンが大勢いらっしゃることに驚きました。これからも地域の人たちに向けて、より一層心和むトピックスを発信したいと思っています。

また、いずれはこの街で、誰もが気軽に集まることができる場、たとえば音楽と一緒に自家菜園の野菜を使った食事が楽しめる空間をプロデュースしたいなという野望も。まずはいろいろなイベントを企画したり、『まゆこランド』でも皆さんがよりハッピーになってもらえるように頑張りたいですね。歌を通して出会った人たちとの縁を大切につないで、ゆっくりと育てていきたいです。
ボーカリスト/シンガー、ボーカルサロン講師、さくらFM パーソナリティ
北野真由子

西宮北口駅駅前の『にしきた公園』に立つ北野さん

【北野真由子さん 公式】
https://mayuko-kitano.com
https://www.instagram.com/mayuko.kitano/
https://www.facebook.com/mayuko.kitano.7?locale=ja_JP

●ボーカルサロン キタノ
兵庫県西宮市北昭和町3-3
ヴィラムジカ西宮北口103号室
TEL/050-5473-1807
https://vocalsalon.mayuko-kitano.com
https://www.instagram.com/vocalsalon_kitano

『ボーカルサロンキタノ』の建物外観
『ボーカルサロンキタノ』の建物外観


●さくらFM/78.7MHz
兵庫県西宮市池田町9-7 フレンテ西館3階
TEL:0798-37-5512(代)
『LALALAにしきた90分』
第4木曜20:30〜22:00
https://sakura-fm.co.jp

●RJ&BME❜S
兵庫県西宮市甲風園1-6-2 セントラルビル 3F
TEL/0798-63-8018
営業時間/キッチンバー 18:00~23:00
LIVE・イベント イベントにより異なる~23:00
定休日/不定休(基本イベントのない月・火曜)
https://rjbmes.wordpress.com
https://www.instagram.com/rjbmes

●高松ひなた緑地
兵庫県西宮市高松町14

◇取材日/2024年10月24日(当記事の内容は取材日時点の情報に基づいています)