阪急阪神と暮らす街

2024.08.05

《京都・西院》

"街の米屋さん"がつくる、愛情たっぷりのおむすび

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ぐるり街めぐり〈京都・西院編〉
精米所カフェ 藤原米穀店

おむすびとコーヒーの意外な組み合わせを楽しんで

藤原米穀店の店主・藤原睦子さんが、同店の一角で営むおむすびカフェ。「コーヒーに合うおむすびを提供したい」とのひらめきが出発点というこの店には、鮭やたらこ、梅干し、かつお昆布といった定番に加え、『ベーコンとチェダーチーズ』などのおむすびが7種類ほど並びます。コーヒーメニューとしてコーヒーやエスプレッソ、カプチーノ、カフェラテを揃え、豆はスペシャルティコーヒー豆を使用という本格派。「えっ、おむすびにコーヒー?」と思うかもしれませんが、これが意外に合うのです。ごはんの甘味と具材の旨味、コーヒーの酸味の絶妙なバランス。(一財)日本米穀商連合会認定のお米マイスターであり、専門のスクールでコーヒーの知識や技術を学んだという藤原さんだからこそ作ることのできる味わいです。
おすすめの組み合わせは、写真の『畑の野菜とスパム』と『エスプレッソ』。ふっくらしたごはんと肉厚のスパムの間に、レタスやルッコラといった旬の野菜を挟み、伊勢志摩産の海苔でひと巻き。ボリューム感があって、まるでお米バーガーのよう。

※上写真/『畑の野菜とスパム』357円、『エスプレッソ』S380円

おむすびの隠し味は、藤原さんのおいしさへのこだわり

写真2
写真奥から『北海道から取寄せのたらこ』(左)、『紅鮭』(右)各245円。手前はぜひコーヒーと一緒に味わってほしい『ベーコンとチェダーチーズ』305円。どれも愛嬌を感じる丸く素朴な形で、思わず笑みがこぼれる。おむすびはテイクアウトも可能。

おむすびのお米は、主に精米したての新潟県魚沼産こしひかり。お米のプロである店主がセレクトしているだけあって、一粒一粒がしっかりと際立ち、甘みもあって、冷めてもおいしいのが特長です。具材は北海道からわざわざ取り寄せているたらこ、和歌山県産南高梅の自家製梅干しなど。さらに、海苔は藤原さんが伊勢神宮に参拝した帰りに仕入れる伊勢志摩産、野菜は息子・昂也さんが畑で育てた旬の野菜と、一つひとつの素材に藤原さん(とご家族)の思い入れがあります。おむすびで味わったお米や野菜を、その場で購入できるのもうれしいポイントです。

写真3
木のぬくもりを感じる店内。道路側の全面がガラス張りになっていて、明るくやわらかな陽光が心地よい。
※黒板に記載のお米の価格は変動する場合があります。
写真4
レタス、ズッキーニ、玉ねぎといった地場野菜が店頭に。昂也さんが所属するNPO法人京都土の塾のメンバーが農薬・化学肥料不使用で育てたもの。

【この街が好き/STAFF VOICE】

オーナー写真

利便性がよく、落ち着いた街並みにほっとします

阪急電車で京都・河原町へは約6分、大阪・梅田にも約60分で出られます。近隣にはスーパーが多く、ショッピングモールもあり、お買い物できる場所の選択肢がたくさんあって便利な街ですね。にぎやかそうでありながら、大通りから一本内に入るととても静かで、穏やかな雰囲気が漂っているんですよ。
精米所カフェ 藤原米穀店 店主 藤原睦子さん・昂也さん


外観写真

●精米所カフェ 藤原米穀店
営業時間/平日12:00~18:00、土曜12:00~15:00 ※売切れ次第終了
定休日/日曜・祝日
電話/075-811-2332
京都市中京区壬生森町60
https://www.instagram.com/kome.fujiwara/

◇記載しています営業データ・商品・価格等は2024年7月1日時点の情報です。
◇時期によってはメニュー内容や商品が変更になっている場合があります。
◇表示価格はすべて税込です。