みなさま、GWは楽しく過ごされましたでしょうか?
お仕事だった方はお疲れ様でございます!
こんにちは、阪急阪神不動産のリノベーション担当・SOBAです。
今回は少し空きましたが、中古マンションの見極め方の話を本日も書かせていただこうかと。
ちなみに、本日は『相場』にフォーカスして進めていきたいと思います。
【相場って何なの?】
家を買おうとしている方なら誰しも『相場』という言葉を聞いたことがるのではないでしょうか?
『最近は相場が上がっているから・・』とか『あの辺は相場が高いからねー』とか。
相場というのは、わかりやすい言葉でいうと、『これぐらいの価格なら取引が成立するであろう』という価格のことです。
ちなみに相場はどういう要素で決まるの?というと『立地×広さ×築年数』で決まります。
京阪神でいうと、基本立地は『駅からの距離』ということになります。
もちろん、『駅のグレード』もそうですが、他には『学校区の人気』『治安の良さ』『エリアのブランド力』もありますし、
建物内でいうと『方位や階数』も、広義では立地に含まれますよね。
日本の不動産業界は比較的、この相場というのがはっきりしていることが多い、と言われています。
【相場より安い物件は危険】
もし『梅田駅から徒歩5分で80㎡で高層階南向きを1,500万円で買いました』という人がいたら、
『すごい!!良いお買い物でしたね!』とならずに『え??その物件大丈夫??』とリアクションしてしまいます。
理由はシンプル!
相場から考えると激安過ぎるからです。
中古マンションを買う、ということは当然ながら『それを売っている人がいる』ということです。
売っている人にとっては『大事な大事な資産』であって『1円でも安く売りたい』と思っている親切な人はほぼいません。
家を買おうとしている人だって『1円でも多く払いたいんです』と考えている人はいないはず。(節税対策で買う人くらいでしょうか)
だからついつい『少しでも相場より安いお買い得な物件』を探してしまうわけですが、それはそれで失敗の始まりなのです。
どういうことか。
『1円でも高く売りたい人』と『1円でも安く買いたい人』が『この価格なら売ってもいい・買ってもいい』というラインが来るわけで、これが『相場』になるわけです。
となると、『相場より安い物件=安くなる理由があるから』なので、それが『人が亡くなっている』とか『すぐ前に大きなビルが建つのが決まっている』とか『管理面や構造に問題を抱えている』とか『怖い人の事務所が隣』とか、『何かしらの理由があって安くなっている!!』というのを考えておかないと、一生の買い物なのに、思わぬ問題物件を購入してしまうリスクもあるわけです。
変に相場より安い物件を狙うのではなく、かといって、相場より高い物件もイヤなので、『相場通り』、いわば『適正価格』の物件を狙っていくのがいいのです。
【相場を知ろう】
というわけで、ここまでくると『相場を知ればいいのか』ということになりますが、その通りです!
相場が何となくでもわかっていれば『おお、これは適正価格で良いな』とか『100万円くらい割高だから交渉して引いてくれるなら買おうかな』とか、
はたまた『相場より高いけど、めったに出ない物件だから悔しいけどこの価格で買います!探している間の家賃がかさむよりマシだ』とか、
そういうロジカルで賢い判断ができるようになってくるわけです。
じゃあ、『どうすれば相場がわかるの?』という気持ちになると思うのですが、いろいろと調べる方法はあります。
でも、本当に一番正確に判断しようと思うと、信頼できるプロに相談するのが一番良いと思いますよ!
またの機会があれば、もう少し詳しくお話するかも・・・。