皆様、こんにちは。
Reno-Bloom(リノブルーム)担当の大きい方ことKです。
先日の記事では、すぐにでも始めるようなことを言っておきながら、少し間が空いてしまいました。
普段まとまった文章を書く機会がない人間が、ブログとはいえ何か書くのは難しいもんですね。
そうです、もちろん言い訳です。
平成25年6月現在、現場である自宅では既に工事の真っ最中ですが、この体験記では少し時間を巻き戻して、そもそものはじまりから順を追ってご紹介させていただきます。
平凡な男の、少しだけ平凡でない(かもしれない)住まいづくりのお話。
どうぞご笑覧ください。
『二人の囚人が鉄格子の窓から外を眺めたとさ。
一人は泥を見た。一人は星を見た。』
– フレデリック・ラングブリッジ「不滅の詩」より –
ものの見方は人によって違います。
十人十色、というと一言で終わってしまいますが、本当に人それぞれ考え方は違います。
それは住まいについても同じことで、実に色々な考えの人がいます。
ベタなところで
持ち家派←→賃貸派
や
戸建て派←→マンション派
という違い。
マニアックなところでは
海派←→山派
とか
定住派←→ノマド派
みたいなのもあるかもしれません。
実は私、一昨年までそんな括りの一つで言うところの 賃貸派 でした。
その理由は
・一箇所にしばられたくない
・ライフステージごとに移り住む方が合理的
・ローン無しで生きていたい
といった、まあありがちなものです。
そんな私が宗派替えすることになった原因は、これも色々あるんですが一つ挙げるとするならば、東日本大震災です。
土地や建物という不動産=「持って逃げることのできない資産」について、むしろ逆の方向にシフトされた方のほうが一般的だとは思います。
ただ、私はあの悲しい出来事によって
「自分と家族が本当に心地いい、くつろぐことが出来る住まいを手に入れたい」
と強く思わされました。
単純に、わかりやすい拠りどころがほしかっただけかもしれません。
そんなわけで、2012年はK家にとって「住まいづくりの年」となることに決定しました。
さっそく身近な資料(SUUMOとか、折込広告とか)を集めて検討をはじめたのですが、すぐにあることに気づいたのです。
それは、自分が今まで賃貸派に甘んじていた理由の隠れ一位。
というか、なぜ今まで気づかなかったのか。
ひょっとして本当に阿呆なのか。
「あー、なんかオレが住みたいと思う家、(予算内では)あんまりないかも…」
(続く)