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最初に知っておきたい!リノベーションで、できないこと。(マンション版)

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『リノベは魔法! 阪急阪神不動産のリノブルームです!』

どうも、すっかり暑くなってきましたね。リノベーション担当のSOBAです。

 

冒頭の挨拶は今話題のドラマ『魔法のリノベ』
主人公の務める会社で電話応対の際の挨拶になっているフレーズです。
いやー、良い言葉ですね!
(言ってみたかった)

 

自分がリノベーションに関わりだしてから、結構な年月が経ちますが、
リフォームやリノベーションがドラマになるなんて、いろいろと隔世の感があります。

しかも出演の俳優陣の皆様も間宮祥太朗さんや波留さん、遠藤憲一さんなど豪華です。
で、もっと言いますと、ドラマになるってことは、
『リノベ』って言葉をそれだけたくさんの人が知っているということ。
そう考えると、本当に感慨深いです。
(ちなみに、他のドラマでもロケ地がリノベーション会社のショールームになっていたり、インテリア関係をプロデュースしていたりしますね)

 

みなさんも是非ドラマの方を見てください!!(リノベーションがもっと広がるように♪)

 

ちなみに、本日のブログは、

『リノベは魔法!』

って方ではなくて、あえて

『リノベーションはいろいろ変えられるけど、ここは変えられないよ』

という部分をご紹介しようと思います。

 

間取りの改変やテイストの刷新、断熱の改善まで、
本当にいろいろできるリノベーション。
でも、『ここはできない』、というところも大事ですよね。

そういうところもきちんと知っていただければ、と思います。

なお、今回はご相談が多いマンションでのルールに則ってご紹介しますね。

 

①玄関ドアやサッシ

 

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ここは、良く聞かれますが、マンションの部屋毎での変更ができない部分です。

写真のように、昔のサッシは今と比べて断熱性が低いガラスを使っていたり、
サッシ部分も結露しやすかったりと、やはり機能面がちょっと落ちます。

また、玄関ドアのデザインも少し古いですよね。
(逆にそれがすごくかわいかったり、オシャレだったりすることもありますが)

 

『ドアやサッシを変えたい』というご相談は多いのですが、ダメな理由。

それは、玄関サッシやドアが『共用部だから』です。

自分の部屋のサッシだけど、みんなの財産なわけです。

例えば、もし各部屋で玄関ドアやサッシがチグハグだと、
マンション全体で外観が変わっていってしまいますよね。
また、見た目重視で安くて機能や防犯性の低いサッシを付ける人がいたりしたら困りますよね。
そういう全体的な資産価値の管理の面からもNGなのです。

 

じゃあ、どういう時に変更できるの?というと、

『然るべきタイミングが来たら、
みなさんが毎月収める修繕積立金を利用して、
全戸一斉に変更されます』

というのが回答になります。

もちろん、全戸一斉なので、自由には変えられませんが、
きちんと修繕し、新しい玄関ドアやペアガラスのサッシに生まれ変わっていきます。

実際に我々がよくリノベーションさせてもらうような
戸数が多くて管理が良い北摂や阪神間のマンションの一部は
築40年超えでもペアガラスになっていたり、
玄関ドアもピカピカになっているマンションも多いです。
(もちろん、ここ数年以内に予定されているマンションも)

 

ただ、リノベーションする場合において、
『今すぐ機能面を上げたい・デザイン性を何とかしたい』という場合には、
二重サッシで内窓を入れたり、
玄関ドアの部屋の内側に当たる部分だけにシートを貼ったり塗装したりして、
見た目をキレイにしたり性能を上げることは可能です。(よく実施しています)

 

また、マンションによっては
『デザイン性・防犯性・遮熱性・断熱性等の機能を損なわず、かつ、全戸一斉に変更する大規模修繕工事の際に、自分たちはもう自費で変えたからと言わないこと』
を条件に自費で変更して良いマンションも、それなりにございます。

ただ、マンションの場合、個別での施工は結構大変ですし費用も掛かりますので、注意が必要です!(問題はハードル)

 

 

②トイレの位置

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続いてはこちら、トイレの位置です。

水回りの位置を自由にできることもリノベーションの素敵な魅力なのですが、
部屋の外に出る排気や排水、人が出入りする玄関の位置等は変更ができません。

なので、排水の位置が決まっているトイレもあまり移動はできません。

厳密に言うと、多少はできることもあります。(構造によりけり)

でも、トイレを動かすことによって、配管の勾配が必要になりトイレだけ床が大きく上がったり、
そもそも床下を汚水管が駆けめぐっているお部屋というのも微妙ですよね。

そういうわけで、トイレの位置変更はオススメいたしません!

リノベーションの物件選びの際は、そういった部分も注意しましょう!

 

 

③バルコニーの改装

 

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バルコニーにウッドデッキを作ったり、目隠しを造作したい。

そういうご要望もいただきます。

たまにできるマンションもあるのですが、基本はNGです。

理由はいくつかありますが、
『避難経路の確保』
『共用部であること』
『マンションの景観の維持』
『台風等で飛んで行ったら危険』
というのが理由になります。

例えば『植木鉢とかをたくさん置いたり、物置を置くと、火事の時に隣の家にバルコニーの壁を突き破って避難することができなくなる』ということが起こったりしますし、
『ウッドデッキを組んでいたせいで、大規模修繕の時に塗装や修繕ができない』となっても困ります。

きちんとマンションの管理規約やルールに確認せずに工事をすると、
せっかくお金を払って作った素敵なバルコニーを自費で修繕する必要もでてきてしまいます。
(基本はご依頼時には、こちらでも確認します!)

 

 

④その他

 

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他にもリノベーションでできないことはいろいろあります。

築年数の古いマンションでは『追い炊きが設置できない』とか『電気容量の拡張ができない』ということも多いです。

最近のマンションでは、防音の観点から、『現在フローリングが敷かれているお部屋の部分を土間にすることを禁止する』というマンションもあります。
(実は弊社の新築マンションブランド:ジオでも同様のルールの物件が多いです)

あと、エアコンの設置穴が無いからと、勝手に躯体に穴を開けるのもNGです。

また、内部のルールや規約によって『水回りの移設そのものを禁止している』というマンションも実は意外とあります。

マンションはみんなの大事な財産なので、ルールを守ってリノベーションすることもすごく大切です。

『水回り移動禁止のルールを買ってから知ったから、カウンターキッチンにしたかったのにできなかった』みたいなことになったらショックですよね。

そういうわけで、物件探しからご検討されている方は、
事前にリノベーションの専門家にご相談することをオススメします。

『したい暮らしのイメージ』が決まっていれば、物件探しの段階で、『この物件は向いている』『この物件は適さない』ということも調べられたりするので。

これから物件探しをされる方は、気を付けましょう!

追記:
再開を検討していたOB様宅の見学会ですが、コロナの猛威が終わらないので、当面の間は見合わせさせていただきます。
お問合せいただいた方々には申し訳ございませんが、ご容赦くださいませ。

2022年08月22日 Posted by SOBA

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