こんにちは、阪急阪神不動産のリノベーション担当のSOBAです。
先日の臨時の営業停止では多大なるお客様、お取引様に多大なるご心配・ご迷惑をお掛けし、誠に申し訳ございませんでした。
現在は、スタッフ全員PCR検査を実施し、陰性を確認の上、通常営業を再開させていただいております。
様々な会社や業界を直撃している新型コロナウイルスの感染者激増ですが、従業員やお客様といった人だけでなく、リノベーションの現場にも直撃しております。
様々な商品の欠品や不足、納期遅延が見られますが、よく言われる理由は『半導体をはじめとした電子部品の世界的な不足』と『海運貨物の遅延やストップ』です。
他にも『感染者が出たため、部署の稼働が止まった、工場の生産が止まった』というような理由もよく聞きます。
それぞれの商品で、それぞれの理由があると思いますし、複合的な要因になっている商品も多いですが、
よくお問合せいただく物も含めて、今後のスムーズな納品が困難であったり、すでに不足している商品を一部をご紹介させていただきます。
①給湯器
昨年から大きくニュースでも取り上げられている給湯器。こちらが今完全に不足しております。
モノによっては修理もできない状況の為、SNSを見ても、『♯給湯器が壊れた』という書き込みを多数お見受けします。
こちらは現在発注いただいたとしても、『いつ納品できます』ということが言えません。
2021年12月にご依頼いただいた段階で『3月末から5月ぐらいには納品できるかな』という状態でしたが、今はもちろん、それよりも少し遅くなっています。
現在の対応策としては、以下の通りを予定しております。
・既存の給湯器を再設置して一旦利用。
・新しい給湯器が届いた時点で、取替工事を実施。
ただ、物件探しからリノベーションの場合は、購入段階で給湯器が完全に壊れていることもしばしば。
その場合は上記対策は打てません・・・。
すでに、『給湯器が壊れたんだけど』というようにリノベーションではなく、『給湯器交換』のリフォームご相談もいただいておりますが、当面は対応できない状態です。
確証は持てませんが、『夏頃以降』までは現在の給湯器不足は続くだろう、と言われています。
②トイレ
給湯機ほどではないですが、トイレも入ってきにくくなっていました。
こちらは2020年のタイミングでも、物資不足が起こって、食洗器やトイレが入ってこないという状況が起こっていましたが、また同じように納期に大幅な時間が掛かるようになっています。
2カ月待ちぐらいで入ってくるのであれば、『一般的なリノベーション工事は2カ月半~3か月』くらいなので、工事期間内で対応できますが、それ以上になると、給湯器同様、『しばらく既存の物を・・・』という可能性がございます。
(トイレはできれば新しいものを使いたいですよね汗)
③照明機器
照明機器もやはり不足しています。
中でもスポットライトの調光機能付きのタイプなんかは、すでに納期未定になっています。
やはり電子部品を使うタイプの物はなかなか入ってきにくくなっていますね。
④建具や家具
リノベーションと一緒に家具や造作建具を頼まれることもあります。
そんな中でも、輸入ドアや輸入家具なんかは、船便の遅れを受けて、大きく遅延しています。
12月末には届くはずだったものが年をまたいだり、インターネット上のお届け予定日が日に日に後ろ倒しになっていったり、という状況です。
輸入ドアや輸入家具を検討中の方はご注意くださいませ。
⑤パーチ
パーチというと、何のことかイメージをしにくい方も多いと思います。
リノベーションでおなじみの『二重床』を作ったりするのに欠かせないのが『パーチ合板』ですが、こちらも不足しています。
一説によると、特に関西の方での枯渇が著しいようで、ホームセンターなんかでもなかなか手に入りにくい状況です。
フローリングの下地につかうものなのですが、こちらがないとフローリングが引けないので、リノベーションをする際はかなり困ります。
⑥その他
他にも、レンジフードやコンロ、食洗器など、様々な商品の納期遅延や納期未定が今後もしばらくは出てくる可能性があります。
家づくりの現場に限らず、資材調達が必要な仕事は多いですが、車や家電を含めて、今後もしばらく『納品ができない』という状況は続くことが予想されます。
今後もこういった事象には会社としてできるかぎり迅速に対応し、スムーズな施工やお引渡しに向けて動いていきますが、
当面は通常より工期が少し長くなったり、お引渡し後に新品と交換という対応が続く可能性がございます。
ご理解とご協力の程、宜しくお願いいたします。