マンションの間取りでは、和室よりも洋室の方が断然採用率が多いのですが、面積が広いマンションや戸建てになると和室のある間取りの割合は増えていくようです。
理由はいろいろありそうですが、やっぱり広さに余裕があれば「和室が欲しかった」という人も一定数おられそうですね。
また「和室は欲しいけど・・だったら収納をもっと取りたいかも」など、他に優先すべき内容があり断念するケースもあるかもしれません。
そこでマンションの弱点とも言われる収納スペースを補ってくれる「畳の小上がり」スペースをご紹介します。
「畳の小上がりとは」文字通り、「床から少し高くなった畳スペース」という意味です。
床が上がった分、天井は低くなってしまうのですが、
元々畳は地べたに座る文化なので、部屋の高さはあまり気にならないのでご安心ください。
上がった部分は収納にするのですが、
どちらかというと季節ものや仕様頻度は多くないがかさばるものを収納するのに向いております。
畳の上がり幅が大きいほど収納量も増えるので、高さの設定は天井高や用途に応じて色々ですが、一般的には40cm程度になることが多いです。
ちなみにこの高さだとちょうど腰を掛けたりもできて便利です。
極端な話、畳の畳数分をすべて収納にもできるのですが、手前側だけ引き出しにすることも可能です。
こちらの事例では、引き出し型と上蓋型を組み合わせた収納にしております。
これだと日常で使用する比較的頻度の高いものでも収納できますね。
畳と聞くとどうしても「和」のイメージが強いので、洋間との相性が心配になりがちですね。
リノベーションなどおしゃれな内装をイメージしているとなおさらです。
「無垢フローリングや配線ダクトなどでもマッチするの?」とい方向けにも、参考に事例もご紹介させていただきました。
是非今後のリノベーションの参考にしてみてください!