皆様、こんにちは。
Reno-Bloom(リノブルーム)担当の酒に飲まれる方ことKです。
本格的な梅雨で、鬱陶しい毎日ですね。
どれぐらい本格的かというと、MLBならシャーザー@DET、NPBならマエケンとか田中マーさんばりの本格派です。
余計わかりにくくなったかもしれませんが。
ちなみに現場は今こんな感じ
で絶賛施工中なんですが、このブログではチマチマと追いついていく予定ですのでよろしくお願いします。
(これまでのあらすじ)
宗旨替えして持ち家を検討し始めたK。
その行く手には様々な困難が待ちかまえているのか?いないのか?
2012年の年明け。
Lady Gagaによるロス・プリモス(ラブユー東京)リスペクツとおぼしき紅白パフォーマンスの余韻も冷めやらぬ中、男は悩んでいた。
「家を買う、ちゅーてもどっから手をつけたらエエねん…」
もちろん、私たちのまわりは不動産情報であふれている。
新聞には大量の折込広告が挟まり、
立看板が屹立する街を歩けば各種ノベルティが手に押し込まれ、
電車に乗れば車内吊りが目に刺さる。
私たちのまわりは不動産情報であふれている。
その情報の渦に、男は呑まれようとしていた。
「落ち着け、オレは身体を切れば数式が流れ出てくる理系の男。問題が複雑なときは細かい要素に分解するのがセオリーや」
(以下、自分との対話)
Q1.家を買うとして、戸建かマンションか?
「うーん、立地さえ良ければこだわりはないかなー」
Q2.では、新築か、それとも中古か?
「えーっと…これもどっちでもエエなあ」
Q3.「予算は?」
Q4.「エリアは?」
Q5.「マンションディベロッパーにこだわりは?」
Q6.「注文住宅?ハウスメーカーならどこ?」
Q7.Q8.Q9.………
「あかん。面倒くさい」
そう、男は相当に怠惰であった。
それでもなんとか(嫁さんと一緒に)まとめあげた条件は
・大阪北部か阪神間
・駅近、かつ梅田30分圏内(よって、ほぼマンション一択)
・(なるべく)環境の良いところ
・出来れば80㎡以上ほしい
・予算はMAXで4,000万チョイ
という、いたって無難なもの。
というか全然条件絞れてない。
新築は
「新しくて気持ちエエし、今は金利が安くて買い時やって言われてるし(※ 2012年年初の話です)、耐震性能とか設備とかなんかスゴそうやけど、きっと高いよな」
中古は
「値段が安くてお得感あるし、実際の建物とか部屋の状態確認してから買えるし、のんびり自分らのペースで探せるけど、ボロ過ぎるのは嫌やし不動産屋とか超胡散くせえ(※ あくまでイメージです)」
K「さて、どうしよう?」
K嫁「決めきらんな」
K「ほな、とりあえず新築/中古の両建てで探してみるか」
K嫁「せやな」
このとき男(とその嫁)が選択したのは「新築とか中古とか考えずにできるだけ沢山の物件を見たら、そのうち『これや!』ってのに当たるんじゃね?」という安易な道。すなわちそれは、ノーガードで不動産情報の大海原に飛び込むことを意味する。
「ま、複雑なものは複雑なまま理解するのが複雑系の考え方やしな!」
意外とあっさり主張を覆す、男であった。
(続く)