こんにちは。プランナーの鞍田です。
今回のブログは現在進行中の阪急阪神不動産とOURHOMEのリノベーションプロジェクト
「いつでも”今”にちょうどいい。」家づくりの特別編第3回となります。
※コラボ企画の詳しい内容は下記を参照ください。
http://8984.jp/renovation/ourhome/index.html
第1回は物件探し、第2回で物件確定、いよいよ今回はプランニング編となります。
プランニングも物件探し同様、通常のリノブルームのお客様と同じように進めていくのですが
現時点では実際に本物件にお住まいになられる方はいません。
人物像が定まらないとどうしてもプランがぶれてしまいます。
そこでEmiさんから、こんな方々に住んで頂きたいという家族イメージをご提案頂きました。
共働きの30代のご家族、ずばり名前は田中さん。笑
これによりEmiさんと私達の間で共通のイメージを持つことが可能となり、
プランのミーティングも非常に円滑に行うことが出来ました。
不思議なもので議論が白熱すると、
「田中さんにはコレは必要ない」
「きっと田中さんならコレはここに収納するはず!」
「いやいや、田中さんは…」
Emiさんの打合せでは普通に田中さんワードが飛び交います。
今回、Emiさんに監修頂いたことで収納はもちろんですが効率の良い家事動線など、よく考えられた住み心地の良いお家になりそうです。
私がEmiさんとの打合せで個人的に印象に残っているのが、
「家族が自然と家事を手伝ってくれる仕組みづくりが必要」という言葉。
普段プランニング業務を行うにあたり、家事をされる方々の負担を極力少なくする、
家事動線をいかに短くするかを念頭にお客様にヒアリングを行うのですが
そもそもこの考え自体が自然と家事をされる方と他の家族との動線を分けてしまいます。
ですがEmiさんの考え方は違っていました。
Emiさんの考え方が集約されていると感じたのが「ごはんできたよワゴン」。
炊飯器や調味料等ついキッチンの奥に設置してしまいがちな物を、子供たちにも使いやすい高さのワゴン(可動式)に乗せてあえて表に出せるようにする。
撮影/仲尾知泰
これにより普段何気なく食卓で交わされる、子供たち(お父さんも)の「おかわり」「○○取って~」がなくなり
自分たちでご飯をよそい、可動式のワゴンの出し入れをしてもらうなど、自然な形で興味を持たせ家事を手伝ってもらうことが出来る。
また、お母さんも頻繁に席を離れることがなくなりコミュニケーションの時間も確保出来ます。
自分たちでご飯をよそうことで食べ残しも少なくなりそうですね。
私自身も二人の娘がいるのですが、家事に限らず自分たちのこと(片づけ、お出かけ準備等)も
親が無理やりやらせるよりも自発的にしてもらえるほうが何倍も楽です。また本人たちも楽しいはずです。
でもなかなか上手くいきません。
今回、Emiさんとのリノベーションプロジェクトを通じ、普段の業務でもある家づくり提案の工夫次第で
お客様の「家族が自然と家事を手伝ってくれる仕組みづくり」のお手伝いが出来るのではと思うようになり
私自身も提案の幅が広がり良い経験をさせて頂いたように感じます。
いよいよ基本プランが固まり、次回は内装やキッチン等の設備機器の選定です。
今から楽しみですね。
* OURHOME主宰 整理収納アドバイザー/Emiさんのブログはこちら
→http://8984.jp/renovation/ourhome/report/report3.html *