空家に備える
空家になってから考えれば良いのでは?
でも、隣の家がある日、空家になることも。
空家は身近な問題です。
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いま8軒に1軒が空家
であることをご存じですか?
空家は全国で約849万戸と、住宅における空家の数は、年々増加傾向にあります。2018年、8軒に1軒が空家となっています。直近10年を見ると、実に6分に1戸のペースで増え続けています。
空家数および空家率の推移-全国(1958年〜2018年)
出典:「平成30年住宅・土地統計調査」
所有者には適切に維持管理する責任があります。
空家が抱える代表的な問題点
-
リスク1
火災や犯罪のリスク
自分の住んでいる家の隣に、草木が生い茂り不衛生で廃墟と化していく空家があると気分の良いものではありません。いつ放火犯に狙われるか、犯罪の舞台として利用されるかなど常に不安がつきまとい落ち着いて生活することができなくなるかもしれません。
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リスク2
生命や身体のリスク
空家は、早く老朽化が進んでいきます。壁が崩れたり、屋根瓦が落ちてきたりした際に、近隣住人や通行人にケガをさせてしまい管理上の落ち度があったとしたら、損害賠償責任を負う可能性も。所有者は自分が住んでいる家と同じように、空家を適切に管理する義務があります。
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リスク3
周辺環境のリスク
人の出入りがない空家の庭や駐車場に粗大ゴミなどが不法投棄されているケースがあります。一度投棄されると同じことをする人が後を絶たなくなってしまう深刻な問題です。衛生面や景観の悪化だけでなく、地域全体のイメージを悪化させてしまう原因にもなりかねません。
空家を放置することは、安全面や経済面、衛生面や景観面、また周辺住民の生活や資産価値にも悪影響を及ぼすことに繋がります。
適切に管理されていない
空家の措置
「空家対策の推進に関する特別措置法」では
- 1
倒壊等著しく保安上危険となるおそれのある状態
- 2
著しく衛生上有害となるおそれのある状態
- 3
適切な管理が行われないことにより
著しく景観を損なっている状態 - 4
その他周辺の生活環境の保全を図るために
放置することが不適切である状態
にある空家等を「特定空家等」と定めています。
空家の劣化が進み、周りに迷惑をかけるようになると、「特定空家等」に指定され、所有者は適切な対応を取るよう市町村長から助言又は指導、勧告、命令を受けることがあります。
問題解決の先延ばしは
一利もありません。
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