High Quality One Stop Renovation
Reno-Bloom
家を持つなら自分好みの住まいにしたいと考えていましたが、注文戸建は高額だし、共働きの私たちにとっては立地選びにおいて利便性も譲れないポイントでした。だから“中古マンションを購入してリノベーション”というのは、住みたい街で自由な住まいづくりができる気がして、以前から興味を持っていました。しかし中古物件探しから購入契約、リノベーションのプランニング、施工やローンの手続きまで、それぞれの段階を別々にお願いするのは手間や不安があったので、すべてをワンストップでできる会社はないかと探すようになりました。そんな時、雑誌でリノブルームを知り、セミナーに参加しました。すべてがワンストップ。しかも住みたいと思う阪神間エリアに強いイメージのある阪急さんに物件探しをお願いすることに決めました。
阪神間という漠然とした希望の中で私たちの住まいづくりの希望を実現できそうな物件をたくさんご案内いただき、その中で交通利便性と周辺環境の良さ(喧騒感のなさ)の2点を重視項目として絞り込んでいきました。当初は自分たちなりに「あの辺りかこの辺り…」と予想していたのですが、予想外にご紹介いただいたのがこの伊丹の物件でした。南向きという条件も重視していたのですが、この物件には南に開口はありません。ですが内覧したときに、その明るさ、風通しの良さ、見晴らしに「これなら南にこだわることもないな。」と思い、立地環境面でもすべての中で一番良いという結論に至りました。自分の思い込みで探していたらきっと出会えなかった物件だと思います。しかも要望した間取りなどの実現もある程度図られたところによる紹介ですから安心感がありました。
妻が一番こだわりをもっていたのはキッチンを中心とした間取りです。居室をレイアウトする以前に、まず勝手口を作りたかったのです。具体的には玄関横に土間スペースを設けて、そこから直接出入りが可能なキッチンです。最終的にその願いは見事に叶い、床に段差なくキッチンの位置を移動することができました。もともとの間取りからは想像もつかない大胆なレイアウトになりましたが。「家事動線を短くしたい」「廊下面積をできるだけ小さくしてLDKをその分大きくしたい」「居室は3室」という要望すべてを実現できたと喜んでいます。
空間づくりのコンセプトは「北欧」でした。それは“本格的”なものではなく、白を基調とした空間に木の質感が加わって…みたいなイメージでした。頑なになるのではなく、他にも様々なテイストを良いとこどりしていこうと進めました。ショールームをたくさん巡って、設備仕様もいろいろとこだわりはもっていたのですが、まずは機能を優先して候補を絞り、次にデザイン性で選んでいきました。こだわったのはウォルナットの無垢フローリングや、キッチン廻りのタイル、壁の一面をポーターズペイントで印象的なアクセントカラーに、そして真鍮のドアノブ…そういうところです。以前から大切にしていたお気に入りの家具との相性も考慮して選択し、ご協力いただいたプランナーさんにはいろいろと良いアドバイスをもらえたと感謝しています。今後も家具を揃えていくのが楽しみな空間になりました。
リノベーションでは希望する内容が物件によっては不可能なこともあるので、その制約はある程度覚悟して臨まないといけないと思っていましたが、今回の経験を通じて、意外にもできてしまうことのほうが多かったというイメージです。ワンストップで要望を把握しながら物件探しやリノベーションの提案をしてもらえるのが魅力ですが、自分たちでも情報を収集し、考え、きちんと伝えることで、望み通りの、あるいはそれ以上の良い住まいができると思います。お任せでも良いものは作ってもらえるのかもしれませんが、折角なので自分の感性を信じて冒険してみるのも楽しいのではないでしょうか。
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