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- 宝塚市との取り組みについて
空家等対策事業に関する連携協定を締結 宝塚市と空家問題の解決に取り組みます
宝塚市と阪急阪神不動産は、管理不全の空家の発生を抑制し、空家の流通を促進させることにより、市民が安全で安心して暮らせるまちづくりを連携・協力して推進するため、空家等対策事業に関する連携協定を2022年11月に締結しました。
右）宝塚市長 山﨑 晴恵氏 左）阪急阪神不動産 代表取締役社長（当時） 諸冨 隆一
連携内容
- 管理不全空家の発生予防につながる事業
- 空家等の利活用及び流通の促進につながる事業
MESSAGE
宝塚市長 山﨑 晴恵氏
本市がめざすべきまちの姿の一つとして「良好な住宅を次の世代へつなぎ、誰もがずっと住み続けたいと思える魅力的な住環境」を整える必要があります。
そのためには、少子高齢化や建物の老朽化により全国的に増加傾向にある「空家」の対策が喫緊の課題となっています。管理できていない空家を減らし、空家の利活用を促進させるための施策は、行政だけでなく民間企業と連携して取り組むことで、より効果的になるものと考えます。
阪急阪神不動産におかれましては、本市の宅地開発に深く関わってきた歴史があるだけでなく、従前より空家所有者向けの「空家サポート事業」に取り組まれており、市内の空家の市場流通を促進されています。
本市における空家対策に関する民間企業との連携協定は、今回が初めての試みであり、空家の諸問題について様々なノウハウを持つ御社との協定は大変嬉しく思っております。この協定が、将来にわたり美しく活気のある住環境の維持につながることを願っております。
MESSAGE
阪急阪神不動産 現・代表取締役副会長
諸冨 隆一
空家対策に関して、民間企業として初めて連携協定を締結させていただくとのことで、大変光栄に思っております。
当社の「空家サポート事業」は、2016年9月にスタートし、空家所有者様のお困りごとに寄り添い、解決のお手伝いに取り組んでまいりました。空家が良好に管理されることで街の景観や住み心地の良さが保たれます。また空家が流通し、そこに新たな暮らしが始まれば、街のにぎわいが取り戻せます。このような空家に関する取り組みが継続的に行われることで、宝塚市が掲げる「誰もがずっと住み続けたいと思える魅力的な住環境」が実現するものと考えます。当社は、その実現にぜひとも一役買いたいと思います。
当社は古くから宝塚市内において住宅開発と分譲、仲介に取り組んでまいりました。過去に新居のお手伝いをさせていただいたお客様やそのご親族から再び空家の利活用でお声がけいただけることを心待ちにしております。
宝塚市住まいづくり推進課担当者&
阪急阪神の空家サポート担当者にお聞きしました。
- 宝塚市住まいづくり推進課
担当者 - 阪急阪神の空家サポート
担当者
空家対策業務にあたる上で、
大切にしていることを教えてください。
空家所有者が空家をどのようにしたいと考えているかをしっかり聞き取ることを大切にしています。売却を検討している方もいれば、思い入れのある家屋なので所有し続けたいが管理の仕方がわからないという方など様々です。空家所有者の思いや悩みを理解して連携先に正しく伝え、一緒に問題解決につなげることを意識して業務にあたっています。
空家の現状を目の当たりにすることで、空家問題をリアルに捉えることを心掛けています。空家所有者の生の声、情報も大切にし、思いに寄り添いながら解決のお手伝いをしたいと常に考えています。住まいづくり推進課の方とは解決に向けてのやり方や手法だけでなく、空家所有者の思いや考えも含めて会話をする、日常的なメールや電話での情報共有、ざっくばらんに意見を言い合う関係づくりなど、コミュニケーションを大切にしています。
啓発活動として定期的に空家対策セミナーを
開催されていますが、手応えはいかがですか？
開催の回を重ねるごとに参加者も増え、「勉強になった。次回も参加したい」と好評のお声をいただいています。空家を所有されている方や相続を考えている方、将来の相続に備えて参加される方など様々ですが、セミナー終了後には皆さん口を揃えて「家に帰ったら家族で家のことや相続のことについて話し合います」とおっしゃられます。
セミナーが家族の話し合いのきっかけになり、それが将来的な空家対策につながるのは嬉しく思います。
毎回、セミナー内容の企画と講師をお任せいただいてますが、参加された方が眠たくならずに最後まで興味を持って聴いていただける内容づくりを心掛けています。空家問題は決して他人事ではなくどこの家庭にでも起こりうる問題であり、参加者さんに自分ごとに置き換え一緒に考えていただく時間を過ごしていただけたら大成功だと考えています。セミナー参加者からの具体的な空家相談や成約数も増えてきました。今後も空家問題を通して、市民の皆さんのお役に立つセミナーをお届けしていきたいと思います。
今後のビジョンや
達成目標について教えてください。
本市がめざすべきまちの姿の一つとして「良好な住宅を次の世代へつなぎ、誰もがずっと住み続けたいと思える魅力的な住環境」を掲げています。
そのために行政だけでなく阪急阪神不動産のような空家の諸問題や有効活用にノウハウのある企業や団体との連携を通して効果的な空家対策に取り組み、管理不全な空家の発生予防や空家の利活用を促進させ、本市の良好な住環境を守っていきたいと思います。
空家問題の究極的な解決とは、新たな所有者によって空家だった場所に新たな生活がスタートし、まちの賑わいを取り戻すことだと考えます。そのためには、空家所有者に将来的には空家を手放す、売却を決断いただかなければなりません。このような発想は不動産屋目線とお叱りを受けるかもしれませんが、空家所有者のご事情や懐古の情に寄り添いながらも、空家のあった場所が新たな生活空間として再生されることに期待し、尽力したいと思っています。
イベントレポート
Event Report
第4回
宝塚市×阪急阪神不動産共催
「遺言・相続・売却入門セミナー」
開催日時 ／ 2024年7月19日（金）
イベント概要
今回のセミナーでは、司法書士の石塚輝子さんと一緒に登壇しました。遺言書の作成ルールから保管制度、相続の基礎、相続登記の義務化と法改正、空家の現状等盛りだくさんの内容で120分お話しました。法定相続持分の話のところでは、クイズ形式にし、来場された皆さんにも挙手して回答をお願いし、一緒に考えていただきました。皆さんメモをとりながら真剣に聴いていただき、セミナー準備をしてきました私たちもすごく嬉しかったです。遺言があればスムーズな相続ができますし、遺言を残すことが効果的な空家対策になるのではないでしょうか。定員数を超えるご予約数で、関心の高さを伺えるセミナーとなりました。次回も多くの方に、ぜひ聴いてみたい！と思っていただけるセミナーを企画したいと思います。
セミナー終了後、お客様アンケートより（抜粋）
時間がゆるせばもっと遺言の事を知りたかったです、すぐに遺言書を作りたい。
講師の方のお話がお二人とも大変わかりやすく、早速亡くなった父の相続登記をしようと思います。
大変有益なセミナーで今後役立つと思いました、ありがとうございました。
身につまされる話ばかりで、遺言についてきちんと考えて作成しておかなければと思いました。空家がなかなか売れずに困っています。
第2回
宝塚市×阪急阪神不動産共催
アンコール開催!
「古家・空家のお困りごと解決セミナー」
開催日時 ／ 2023年7月28日（金）
イベント概要
記念すべき第1回共催セミナーがご好評をいただき、「都合が合わず参加できなかったので、もう一度開催して欲しい」というお声が宝塚市に届き、そのご要望にお応えして第2回セミナーはリバイバルセミナーとして開催しました。私たちが実際に携わった空家でお困りのお客様の身近な事例を交えて、対策や解決に向けたお話をすることで、空家問題は決して他人事ではなく、いかに自分ごととして捉えていただけるか、そして実家や相続不動産の今後をしっかり考えていただく機会になるかどうかが重要です。空家そのものの問題だけでなく、周辺にも悪影響を及ぼしてしまうため、放置することなく適切に管理する、早めに利活用を考え行動することが求められます。
セミナー終了後、お客様アンケートより（抜粋）
具体的な相談事例はわかりやすく、特に質疑応答で出た親の施設入所云々のお話は身近な内容で考えさせられました。
聞きやすい声でとてもわかりやすかったです。マクロな視点が必要なんだなと思いました。具体的な話に直面した場合はご相談したいと思います。
宝塚市内のみならず、遠方や別荘の例など具体例も聞くことができ参考になった。家族信託のことも初めて知ったので早く検討したい。
セミナーに参加して空家連携事業を知りましたが、すごく良いことだと思います。実際に相続トラブルで兄弟間にヒビが入りました。相続は早めにという言葉が身にしみています。
各サービスは、阪急阪神不動産と当社提携企業がお手伝いさせていただきます。
物件によっては対応できないサービスがございます。詳しくはお問い合わせください。
